March 11, 2008

Je t'aime

6cbe3595.jpg雪組の大劇場公演“君を愛してる〜Je t'aime/MIROIRS〜鏡のエンドレスドリームズ”を観劇。


“君を愛してる〜Je taime”
伯爵家を継ぐ為に貴族の結婚相手を探す羽目になるジョルジュ(ミズさん)と寂れたサーカスのブランコ乗りマルキーズ(となみちゃん)のロマンティックコメディ。

暴走型の兄に繊細な弟(緒月)、教会、後継ぎの条件が結婚だったり、しかもお約束のように物語の舞台はパリ…
雪組だし、コムさん&トムさんの“青い鳥を捜して”と微妙にかぶる、けど…気にしない気にしない(苦笑)
ラヴリィでこてこてにロマンティック。素直に共感でき、幸せな気分になれる。
衣装もお洒落。前の方の席だったので裏地までチェックできた。グレイや黒系のシンプルなスーツも裏にクリームイエローやピンク、綺麗な柄ものなんかを使っていてとても凝っていた…素晴らしい。

そして、これはカッコ可愛いミズさんを思う存分堪能できる作品!
酔っ払った芝居なんてもう、あまりに可愛らしくてそっと毛布を掛けてやりたいくらい(笑)で、ただのヘタレかと思えばサーカス団員をフェンシングで負かしてみたり、ラストは大勢の客が見てるテントの真ん中でプロポーズしちゃう(ネタばれ)熱いところもあり。
“モテてモテて困っちゃうな〜”なんて台詞が嫌味に聞こえないあたりもさすがミズさん(笑)
トップ就任以来、芝居に落ち着きが出てどんどん柔らかい雰囲気になっていくように思う。丸くなったというか…クセが抜けて安定した感じ。特に歌は二番手の時より格段に聴きやすくなった。

となみちゃんは…大役シシィのあとにこの役で多少物足りなさも感じるけれど、ブレンダ(青い鳥を捜して)が好きだったわたしとしてはこっちの方が見慣れているかも。キャピキャピした役…やはり可愛い。

悪役彩吹もシブくて素敵。出番が少なくて勿体なかったけれど…
その分目立って見えたのがミズさんの親友役の音月ちゃん&かなめちゃん。
この作品、おそらくほとんどの役が当て書きだろうと思うが、中でも2人は一番キャラが立って分かり易かった。

その他も、美少女しなちゃんやら、何処かオネェの匂いがするせしるちゃんやら…本当に下級生に至るまでそれぞれの個性をよく見て役が書かれていたと思う。


“MIROIRS〜鏡のエンドレスドリームズ”

鏡をモチーフに展開される華やかなレビュー。
これはもう、作品発表された時点で絶対に観なければならない使命感が生まれたね。だってタイトルがMIROIRS!
そしてAQUA5〜♪

いやぁ、眩しかった(笑)
セットに鏡が使われていたのもそうだが、プロローグ&フィナーレの衣装が金キラで…

雪組としてはやや久々な黒燕尾の群舞やデュエットの衣装も割りとシンプルで王道な構成という感じだが、随所に仕掛けられた遊び心溢れる演出にニヤリとさせられる。

音月ちゃん&彩吹さんの鏡対称のダンスが印象的。

“AQUAの鏡”は神秘的なシーンだった。軽い青の素材で統一された衣装の美しさ、水滴の波紋が広がってゆくような…舞台全体のボルテージが徐々に上がっていく感じ、この組の持つパワーの大きさを感じられた。

そして…今回の目玉!
かなめちゃんのシンデレラ!
あぁ、デカい姫だ(笑)
でも可愛い。ワッカドレス×前髪ぱっつんのかなめちゃんなんてレア過ぎる…ファン悶絶の可愛さ。
ちなみに彩那音は白雪姫、こちらはかなめちゃん程の衝撃も違和感もなく普通にアリだった…


終演後、周りの空気に流されて超久しぶりに出待ちなぞしてみた(苦笑)
ミズさんは具合が悪くて早く帰ったそうで見れなかったけれど、かなめちゃん、音月ちゃん、晴華みどりちゃん、緒月を見た。
…どうしてタカラジェンヌは私服が派手なのか…装飾過剰な衣装を着すぎて基準がズレてしまうのだろうか?
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…これは、劇場内の売店で限定販売されていた“ジュ・テーム”というデザート。
ブルーベリーとラズベリーのソース&タルト地?のような食感のクッキーをヨーグルトムースの間に挟んだもの。
甘さ控え目、オトナの味。
ジョルジュのポトフにも惹かれたけれど、休憩の30分で食べきれる気がしなかったので自粛…


◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 22:52│Comments(0)

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朝霞ルイ

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