July 09, 2008

青い風船

色とりどりの衣装を着けた、わたしの倍は身体があるだろう巨人達が、楽しげに笑いながら歩いている。
不思議な光景だ…
目を凝らして見ると、歩いているのは巨人だけでなく、間には普通の人間(よく知った顔)も見える。
彼らがわたしを呼ぶ声がする…わたしは、挨拶もそこそこに軽い身のこなしでその流れに逆らって走る。

見たことも無い道、細い石畳の路地…辺りが明るいのはおそらく大量のランプに照らし出されているからで、いまは夜なのだろう。
今夜は祭なのか?

わたしは左手に何かを握っている。
急いで行かないと間に合わない、そんな気がする。
この先に居る“誰か”にこれを渡しに行くのだろう。

走り込んだ先は……
店?
何の店かは分からない。広くて、柔らかい光とハーブのような薫りに溢れている。
店の中に居たのは、ほとんどが普通の大きさの人間達(見たところ女性ばかり)だ。
手に握っていた“何か”を店主らしき若い女性に渡すと、そのまま店の奥へ通され、ゆったりした椅子に座らされる。

礼に何か贈り物をしたいと、彼女。
…あなたを良い方向に導くものです…
そう言って渡されたのは、
青い風船だった。



…という夢。

夢の中のシンボルとして
「青」は…精神的なエネルギー。自由を得る暗示。
「風船」は…夢や目標、と同時に儚さの暗示でもある。
らしい。

どう解釈したら良いのだろう?
自由を得、何らかの確信を持ちながら新しい目標に向かう…というところ?
ん〜……そんなことあるのかね。
発熱で夢の中まで冒されてきたのかもな(笑)
目標なんかいいから休みたい。
で、喉を治す。


◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 13:07│Comments(0)

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朝霞ルイ

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