February 24, 2010

e76f5468.jpg昨日、DANCE ACT「MATERIAL」を観に天王洲銀河劇場まで。
2週間ぶりの銀河劇場、暖かかったせいか革のパンツで出掛けたら足元がサウナ状態になった(苦笑)


原作は「雨柳堂夢咄」という漫画、もう20年近く連載されているものらしいがわたしは読んだことが無かった。
骨董品屋「雨柳堂」、店主の孫と骨董品に宿るもののけ、そこに客として現れる人々の人間模様…

全体に大正ロマンの雰囲気を強く感じた。衣装は和服、洋服、チャイナ、他現代アレンジのきいたものなど様々。
DANCE ACT、馴染みの無いジャンルなのだけど非常に面白かった。踊りメインではありつつ歌って芝居もやる(映像も少し)、しかしミュージカルよりはやや筋が曖昧という感じ。
テンポ良い展開で、次は何処を見ようと目移りしている間に過ぎ去ってしまった印象。

とりあえず、今回最大の目当てでもあった久々の「踊っている朝海ひかる」を見れた事だけでもわたしは大満足だが。
もう本当に久し振り、やはりこの方は舞っている時が一番輝いて見える(笑)
オープニングから魅せること魅せること…番傘を使った振りも美しい。
タンゴ調のナンバーが入っていたのも嬉しかった、何故かわたしの中ではコムさん=タンゴのイメージ。ROSSOのせいだろうか。
…蜘蛛女の次は蛇女にもなってしまうし(ネタばれ)。
ドレスの裾のせいか鯉のぼりに見えないこともなかったけれど(苦笑)やはりこの世のものではない生き物が非常に合う、今更ながら。荻田先生、コムさんにまともな人間の役をあげた試しが無い…(笑)
白い鳥の舞いでは、歌詞にも出てきたのでアルバトロス(、南へ)を連想。敢えての演出か?考え過ぎか?
アンコールは格好良過ぎ、舞台公演なので騒げないのが残念だった。LIVEの類いなら確実に雄叫んでいただろう(苦笑)

コムさん以外の出演者も個性派揃い。花組芝居の役者さん、かなり美味しかった(笑)
あと家庭教師役の男優さん、麗しい唄声。


荻田先生というと西洋風の、ミステリアスで耽美な世界観を持っている印象で、こういった東洋の香りがする作品は初めて観たのだけど…いや、見事。
独特の美意識で纏めあげられた「小宇宙」の不可思議。素晴らしい。
入り組んだ構成もすっきり見易く、原作の分からない観客にも充分楽しめる内容でした。


その後、原作者も交えたアフタートーク。
素だとやや抜け気味のコムさんだが、それもまた愛らしくて好き。


帰宅後も感動が冷めやらず、DVDで「タランテラ!」を観てしまった(笑)
劇場予約特典で貰った、稽古風景のDVDも。


◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 22:25│Comments(0)

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朝霞ルイ

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