November 19, 2011

「仮面の男」

雪組公演「仮面の男/ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」を観劇。

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「仮面の男」とは、言わずと知れたデュマの小説を原作としたミュージカル。ディカプリオ主演の映画版の方も有名だろう、わたしも好きで何度か観たな。
どうでも良い話だが、前回の大劇場公演モード系「ロミオ&ジュリエット」からのこれ…音月ディカプリオ化計画でもあるのか?(笑)
確かに、顔の形がちょっと似ている気もするけれど?
因みにわたしは、映画オタク時代に死ぬほど観た「太陽と月に背いて」が彼の作品では群を抜いて好きなのだが、清く正しい宝塚では上演出来ない内容だろうな(苦笑)等と思いつつ…

どちらにせよ、
このミュージカル版は、小説とも映画とも全く別物と捉えて観た方が良かろう。

前半は微妙だったが、概ね面白かったかと。
ただモリエールのくだりと影絵の場面は長過ぎかな?
影絵×童話なんて余程ロマンティックにやってくれないと観ていて恥ずかしいが、どうしても「うさぎとかめ」はロマンティックにはならん(笑)
モリエールもね、好きだから出て来てくれるのは嬉しいのだが、あんなに出すならルキーニばりにその後も話繋いで欲しい。

ルイとフィリップが入れ替わる場面で、ルイ14世=太陽王のイメージ元にもなった「夜のバレ」に着想したような劇中劇があったが、バロック好きとしてはあれもっと観たかったなぁ(笑)
曲は、ちょっとバロック調なものもあって好きだった。

映画版もそうだったが、これは脇役が目立ち過ぎて主演は一人二役を演じている割に意外と霞む…
ダルタニアン(早霧せいな)とアトス(未涼亜希)はかなり美味しい。

で、キムちゃんだが、
自信家のルイと純粋なフィリップの二役を、所作やら声のトーンを変えて非常に分かり易く演じ分けていた訳だ。
やはりフィリップの方が可愛らしくてツボにきた(笑)
いかにも主演キャラというか、若さ溢れるような、振り回されて苦悩する役が物凄く似合う。
この人は、憧れのトップスターというより、保護本能を刺激するような愛らしい輝きが良いのかもしれん(笑)



レヴュー「ROYAL STRAIGHT FLUSH!!」はタイトル通り、トランプモチーフの衣装が多い。
カーキの軍服も出てきたり「ワンダーランド」を思い出した、雪組だし。

美海ちゃんのアリスが可愛過ぎた…わたし、萌えキャラ好きなのか?いやいやいや…

一瞬娘役なせしるちゃんにもときめいたりして、しかしやはり肩幅広い(苦笑)彼女に娘役をまわすのは良いと思うが、ノースリーブはやめてくれ。

通路側に座っていたので、客席降りをしてきたキムちゃんとハイタッチが出来た。
噂には聞いていたが、物凄い香水の匂いがして…暫く手から取れなかったよ。マーキング?(笑)



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今回の会場限定デザート。
紫いものペースト、林檎ジャムのようなものや栗など秋らしい感じ。
栗に描かれている顔は…きっと「鉄仮面」のイメージなのだろうが、いくら幽閉されていたとは云えあまりに情けない表情をしていて不憫になった(苦笑)



◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 23:59│Comments(0)TrackBack(0)

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朝霞ルイ

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