July 06, 2012

裏話

siroitop

結局またフライヤーのデザインを変えた。
…役者業以上に、確実にこっちの方が職人だな(苦笑)
一体どの辺が変わったのか?突っ込まれそうなので云っておく。
ロゴ位置と、タイトル背景のアポロ蝶のサイズだ。

調子に乗って、チケットのデータにまで着手。
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他にやることあるのに…

更に調子に乗って&気分転換も兼ねて、
歴代のLes Miroirsフライヤーの裏話なんて語ってみようと思う(笑)

物凄く長くなりそうなので、次の頁へ…



新しい順でいってみよう!

まずこれ↓
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「sirenoye -encore une fois-」 2010

表は、poicheの撮影でもお馴染みの?関東某所の浜辺で撮影した写真を加工。
劇中に使用した映像を撮影に行った際に一緒に撮ったのだ。
ぼやけた様な質感は意図して出した訳ではなく…実はこれ、画像がA4で出すに思いのほか小さくて、拡大したら壊れてしまうので数枚同じものを等幅で重ねてあるのだ。右端が波紋のようにぶれているのがお分かり戴けるかな?この作業、地味にしんどかった…
後ろになんとなく見えるのは、皆でせっせとつくった砂の城。
右下にうっすら写りこむ青い熱帯魚のシルエットは、今は亡き我が家のペット、オスカル朝霞2世。さりげなく親バカ発動(笑)

裏は、シンプルに…したつもり。
左端に過去公演画像、全体には劇中にも歌われたハイネの「ローレライ」の原文と、ベートーヴェンの恋文(ゲイリー・オールドマンの映画を観た方には馴染みがあるかな?)をうっすら載せてある。

因みに、最後までどちらを使用するか迷っていた写真がこれ↓
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実は手を握っていたのだよ(笑)
愛し合ってる感があって、こちらも好きだった。


***

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「L'ange -箱庭/震える砂塵-」 2009

表…稽古場で撮影、したとは思えない素敵な仕上がり。
タイトル通り「L'ange(天使)」をイメージして羽なんぞ散りばめてみた。
夢月姫さんの背にある翼のオブジェは撮影前日にわたしが大量の紙粘土で手作りしたものだが、ジェッソが乾かなくて…髪やら服やら白くなってしまって(苦笑)本物の砂も敷いたので、片付けが大変だったなぁ。
服が薄くて、キャミソールの肩紐がずれているのがちょっと分かります。服の縫い目ってことにしてくれ。

裏…「箱庭」の映像部分を撮影に行った時に撮った、もしかしてオフショットだったかな?
これまたよくお世話になる関東某所の森林公園にて。
その辺の樹に夢月姫さんお手製のブランコを引っ掛けてみたよ。

翼のオブジェは、舞台装置に活用↓
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階段下に設置。白布が足りなくて間に合わせた…訳じゃないぞ!
しかし、この公演は「震える砂塵」セットの砂丘オブジェといい、紙粘土率がやたら高かったが、この手の工作はわたしは結構得意だったりする。

***
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「双頭のフォリア」 2008

稽古場にて撮影。
サイドショウ(見世物小屋)のシャム双生児の話なので、古めかしいポスター風に。
メイクさんに無茶を言ってわたしと夢月姫さんをなるべく似せてもらった(笑)
本当はわたしは出演しない予定だったので…違う役者で1度撮影したのだが諸事情により(?)キャスト変更をして再度撮影。
この頃から画像加工ソフトの使い方を覚えたので活用しているね。
で、味をしめてA4ポスターも2パターン作ったり、劇中で(見世物小屋の芸人がビラを撒く場面があったのだが)客席に配るポストカード風のビラも製作。
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セピア調で素敵。
しかし、数年ぶりに画像を開けて気付いたのだが、誤字があった…
しかも自分の名前のスペル!(笑)
疲れていたのかな…

***

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「サーディの薔薇 -Les Roses de SAADI-」 2007

稽古場にて、劇中映像撮影の合間に撮ってみた。
大量の薔薇と、火を灯した蝋燭に囲まれていた…のに見切れた(苦笑)
多少の加工入ってるな、右上に、ごくうっすらと頬杖をつくセラ様(朝霞)が居る。
それ以外の、文字やロゴの挿入は当時の宣伝美術さんに依頼。

裏面に使用した画像はこれ↓
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私物のサーベル(劇中でも使用)
撮影の為、赤い薔薇の造花を出演者で手分けして大量購入。
現在、毎日蝶ばかり見て発狂しそうなのと同じく、当時は毎日薔薇ばかり見て発狂していた(泣)
好きなモチーフも、程々にしなければ…
「なべての罪を薔薇に…!」まったくだ。
哲学や神話をあれだけぶち込んだ割りに、ダンスをばりばり入れたり、いかにも少女漫画な展開にしてみたので、不思議と観易かったらしい。わたしの台詞は異常に小難しかったが…
いつか再演したいと密かに目論む作品(微笑)

***

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「cramurer -ベラドンナの翼-」 2006

…もはや完成品のデータが見付からない。因みに、この時までは葉書サイズのフライヤー。ショップ等にも置いてもらえるようにそうしていた&費用も安い、しかし折込が非常に面倒(苦笑)
宣伝美術さんに印刷会社とのやり取りも全てお任せしていた時代、あの頃は楽だった…
此方も件の森林公園にて、おそらく同行した鴨川恵が撮影。
この原っぱ、ちょっとした丘の上にあり、イーゼルやら重いものを運ぶにはなかなか大変なのだよね。
白飛びしているが、キャンバスにはちゃんと絵が描いてあるよ、一応。
無闇とオフショットを撮りまくった記憶が…

ほらね↓
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右の画像は、フライヤー裏面にも使用。

*****
Miroir un Moment時代

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「sirenoye -Les paysages-」 2005

「〜-encore une fois-」のフライヤーと見比べると別人の域(苦笑)
モデルも撮影場所も、なんとなくの構図も同じ筈なのだが(ん?撮影場所は違ったか?2箇所で撮ったような)
そこはかとなくアングラの匂いが…?なんか怖いのはおそらく夢月姫さんの包帯のせいだけだと思いたい。
二人して隻眼の設定なのでこうしてみたが、再演では設定自体を変えたのだ。

裏面にご注目、Miroir〜時代は名前の表記が「朝霞るい」だったのだよね。実は画数のせいでカタカナに直したのさ。
で、背景のお姉さんはわたし(笑)
公演の為に髪を切る前の写真、昔は地毛が腰まであった…信じられない。何かをひた隠そうとしてやり過ぎていた時代。

***

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「cramurer -クラミュレ-」 2004

文字入れ前。キャンバスの絵は写真に写っている魏彦ちゃん(女優さんです、念の為)が描いた、無闇に巨乳の少女(笑)
これも再演で同じ役を演じた夢月姫さんとはだいぶイメージの違うキャラで進行。お姉様系にしたかったのです、この時は。衣装というか、見た目全体のイメージ「ドラキュラ」のウィノナ・ライダーだったので。
しかし、この公園使い過ぎだなぁ。

ここまで公開してしまったので、ついでに?
お蔵入り状態の初演舞台の写真でも出してみよう。

cr-01
一番左がわたし…見れば分かるか(笑)
これが噂のロン毛時代。相手役が長身だった為に15cmの厚底ブーツ(スタッフさん私物)で動き回り、偉い目に遭った。とはいえ、この時は普段から履き慣れてはいたので大した事故もなかったが、跪くだの倒れるだのなにやらアクションの激しい役でもあったので苦労は絶えなかった。


*****

旗揚げ2004年か…8年も経ったかと思うと少々気が遠くなった。
うーん、ただわたしが楽しいだけの記事だったような気もするが(苦笑)
長々と…最後まで読んでくれた奇特な方は果たして居るのか?
しかし、此処まで読んだら公演観に行きたくなったでしょう?(ならないか!/笑)
Les Miroirs本公演は10/13〜14でございます。
演劇ライフ&こりっちに早くも公演情報を掲載してみましたのでよろしくどうぞ。

その前に、朝霞ルイ客演舞台もお忘れなく。
もう今月末ですよ!…台詞覚えなきゃ&衣装手配しなきゃ(泣)

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◇チケット予約受付中◇

「ヒューリスティック・ポケット
〜懐カシイ夜天ノ果テ〜」
2012/07/27-29
@ザムザ阿佐谷(劇場提携公演)

ご予約は【朝霞予約サイト】若しくはblog記事へのコメントでも承ります。
コメント承認制ですので、個人情報がweb上に開示されることはありません。

三日月バビロンwebsite【http://mikazukibabylon07.m.web.fc2.com/】


◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 06:44│Comments(0)TrackBack(0)

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