October 25, 2012

衣装解説(poiche)

「poiche -Les paysages-」の衣装諸々解説。

登場順に…

・プシュケ(冬)

フライヤーにも載っていた衣装。
コートは既製品アレンジ、これでもかと云う程に装飾したので原型はさっぱり消失。短めのマントがケープのようで可愛い、薄く花柄が入ってます。
スカートは手作り、薄手の綿なのでロケはかなり過酷だったかと(苦笑)プリントが少し現代っぽ過ぎたかな?
カチューシャはウィッグが悪目立ちしないように着けてみたが、これも手作りでパールを蝶の形に組んでみた。
上の写真はアキラ氏が撮影の合間にカメラ小僧と化して撮りまくっていたオフショットのひとつ。

・エロス

衣装…作り込んだ割には、白飛び&顔の怖さが際立ち過ぎた(失礼)せいであまり分からなかったかも。
全体的に白×銀。プシュケの衣装も白メインではあったが、クリーム系やピンク系で纏めたのに対して此方はもっと冷ややかな印象が欲しくて。
既製品に銀のブレードや釦を付けてアレンジしたコートに、白い羽根とパールのネックレスを合わせた。
目隠し部分はレース。絵画等でエロスが目隠しをしているものがあるが「愛は盲目」との比喩らしいです。それに倣ってみたが…白塗りに相まって余計に怖さが増した、かもしれん…花林ちゃん本人はちょっと楽しそうだったけど(笑)

・プシュケ(屋内)

全身が映ったのは冒頭の数カットだが、雪山撮影の時と同じスカートを履いています。
ブラウスは「双頭のフォリア」で夢月姫嬢本人が演じていたエリーシュが着ていたもの。ちなみに既製品を大幅にアレンジしたもので、わたしもセットで作った同じレースモチーフのブラウスを持っていたりします(笑)双子の役だったので…

・タクソス

他のキャストに構い過ぎて自分の衣装が疎かになるという常…実はボトムを忘れてスタジオに行ってしまいました(苦笑)普通に私服のパンツで撮影。
ブラウスはMoi-meme-Motie、ブローチはLove Replica、ベストは「sirenoye -encore une fois-」で自分の衣装として着ていたもの。
手抜きし過ぎたか…
どうでも良いが、この眼鏡は舞台用なのでフレームのみでレンズは抜いてあります。実は7月の客演の時に久々に使おうかと劇場まで持って行ったものの、白衣×眼鏡なんて完全に萌えを追求した感じが不気味かつ似合い過ぎて却下した(苦笑)

・ペルセフォネ(冥界)

Nouriahさんの衣装は、色味や大まかなイメージを伝えるのみで基本はお任せ。
この衣装、ブラが片側だけフリンジがあったり、スカートも実はかなりスリットが入っていたり、アシンメトリーで変わったデザインです。
冠はわたしの手作り、これは羽根で出来ているのさ。金色の羽根を2本組んで中央に赤いストーン、小さな石も4粒程ついていて、これはペルセフォネが冥界で食べた柘榴の粒の数。

・ペルセフォネ、プシュケ(春)

またしてもペルセフォネの衣装はNouriahさん私物だが、なんだかわたしは浜辺での衣装は絶対に白×水色!とどうしても拘っていて…というのも、彼女と共演した煉獄サアカスの舞台で、白スカートに水色のブラと赤い羽根を巻いてコーヒールンバのアレンジ(確か)を踊っていたのが物凄く似合っていて印象深かったのだ(笑)
今回の濃いピンク色のヴェールも凄く素敵、風景に不思議とマッチしています。

プシュケの衣装はまたしても既製服の組み合わせだが、実は前述の煉獄サアカス出演時にわたしが着ていたレースのカットソーがインナーに使われています。
薄手のワンピースに何層にもフリルの付いたペチスカートを重ね、軽やかさの中にも奥行きを演出。
ベルト部分のレースは雪山で着ていたコートに付いていたのと同じものに、スパンコールの蝶(これもアポロ蝶をイメージして赤いスパンコールを手縫いで足した)が付いているのだけど。
分かるかな…?


・ホメロス

果たしてこれは衣装と呼んで良いのか…殆ど「布」ですね(苦笑)
一応、トガ(古代ギリシャ人が体に巻いてるあれ)の巻き方を調べてみたりはしたが、さほど参考にはしなかった。
想像以上に老けメイクが似合う富樫さんに感動した(笑)

・小道具ナド

目立つ小道具…というと、蝶の標本の数々(わたしが趣味で購入、若しくは自分で捕まえて作ったもの)と、やはりこの「小箱」。実はオルゴール(由林さん私物)に彩色して貰った。
アンティークな風合いが良い感じ。
皿の上で燃やしたアポロ蝶の絵も由林さんが描いてくれたものです。


poicheの作品の一部は、今もYOUTUBEにアップされている、プロモーション映像でご覧になれます。
ドウゾ



◇◆poiche -Les paysages-◆◇
プシュケ…夢月姫
エロス…井川花林
ペルセフォネ…Nouriah
ホメロス…富樫勘九郎
タクソス…朝霞ルイ


◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

↓please click↓

alf_maria_lully at 08:48│Comments(2)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 蜘聖   November 10, 2012 18:29
映像ステキでした。想ってたよりアッと言う間で、凄く集中しないと読めない御話だったなと‥‥
画面が一つ一つ綺麗でつい見とれてる間に終わってしまった感じでした(>_<)
海の場面は外国の海みたいに色が幻想的で美しかったです†
2. Posted by Louis.A   November 14, 2012 11:37
蜘聖様
映像は当初もう少し長くつくる予定だったのですが、出し物全体のバランスをみてあの長さに纏めました。
諸々、ちょっと不親切なつくりだったかなとは思いますが…
海の画はわたしもお気に入りです。あれはPC画面より、スクリーンに映してより良い質感を出せたところかと思っております。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
profile

朝霞ルイ

Archives