January 22, 2013

皇妃

「輝ける皇妃・エリザベート展」を観てきた。

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シシィの生涯を美術品や、当時の装飾品、映像、様々な資料で追う展覧会。

昨年末、同じそごう美術館で開催していたマリー・アントワネット展に比べると、
展示品の数など少々物足りない感はあるけれど、
楽しく観ることが出来た。

エリザベートといえば、どうしてもあのミュージカルの印象しか無いので…
家系とか、正直少し曖昧だった部分では新たに気付くところがあったか。劇中ではルドルフ以外の子供のことも殆ど語られないからな。
歴史を生きた実在の人物としての彼女は、ミュージカルの中の主人公たるエリザベートよりも、当たり前だがずっと人間臭く個性的で頑固な人だったようだ。
あらゆる場面で凝り性だったらしく、趣味である乗馬の腕前はヨーロッパ一の女騎手と言われるほどのプロ級で、専用の馬場に100頭以上の馬を所有していたとか。
驚異のウエスト50cm〜♪と歌にもなるダイエット話は有名だが、美貌の維持にもやはり執着は激しく、その体型は死ぬまで実際保たれ続けたそうだ。コルセットの展示があったけれど、身長170cm以上であのウエスト(しかも亡くなった時って60歳越しているからな)は本当に驚異的である。

彼女が使用していたという特注アクセサリーにも随所に拘りが感じられる。
ちょっと驚いたのは「純金の蝿ネックレス」…蝿だよ?(苦笑)エジプト文化崇拝の糞転がしモチーフのネックレスとか…なかなかモードなセンスだが、果たしてどんなドレスに合わせて着けたのか?

かの有名な肖像画でも着けている「シシィの星」髪飾りも展示されていた、これは世界初公開だったそう。

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肖像画で着けている10角の星は、結婚式の際に造られたもので、実際にシシィが好んで着けたのは展示されていた8角の星。
これは4角の星を2つ組み合わせたデザインで、それぞれがオーストリア、ハンガリー、クロアチア、チェコと、ハプスブルクが統治する4つの国を表しているのだとか。
政治的な意味のあるものだったのね、ふーん…


しかしね…
芝居でも実話でも、こういった奔放な女性の話を聞くと、
以前ならば自立していて素敵に思えたのだが、ここ数年の自分の感覚では彼女達の夫が不憫で心苦しくなってくる(苦笑)
フランツ…良い人過ぎて泣ける、よく我慢したな。
「惚れた弱み」とはまさにこのことで、その自由な精神に惹かれたばかりに、妻を責めることは魅力を否定するようで出来なかったのではなかろうか。
それにしても、年中旅行に駆け回り宮廷に戻って来ない后…公務の合間を縫い、心を尽くして毎日書いた手紙にも、返事は旅費の請求書と共に時折送られるのみだったという。
皇帝程の器でなければこの人を受け止めることは出来なかったのかもな…エリザベートもアントワネットも、好きだけど憧れない理由はこの魔性な部分。こんな女に惚れてしまったら大変なのだ(苦笑)
グラン・アモーレ…!


展示のラストはシシィのデスマスクの複製があったけれど、死してなお凛と意志の強そうな顔立ち、安らかさのようなものが感じられぬ表情にみえる。
これではトート閣下も連れて行けないかもしれない(苦笑)



◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 23:50│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 羽蘭   February 05, 2013 15:14
エリザ展行ったんですね〜
横浜遠くて断念しちゃいましたが星の髪飾り見たかったなぁ
2. Posted by Louis.A   February 06, 2013 19:59
羽蘭さん
シシィの星、ひとつだけだったのでちょっと寂しい感じもありましたが(笑)
やはり有名なものなのだと思うと見ていてわくわくしましたね。

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