June 25, 2013

「天翔ける風に」「ベルサイユのばら」

シアタークリエにて「天翔ける風に」を観劇。
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6月25日…こんな平日マチネが東京千秋楽だなど、コムさんからわたしへのプレゼントとしか思えない(図々しい/笑)

クリエちゃんまでコム仕様。劇中の衣装を着ている。
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公演オリジナルのドリンクを飲みつつ、開演を待つ。
層になって綺麗だったが、巧く写真に撮れなかった…ミックスベリーと金平糖が浮かんでいる。
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「天翔ける風に」
幕末…正義感と変革への渇望から、悪名高い金貸し老婆の殺害を企てた江戸開成所の女剣士・三条英(朝海ひかる)。しかし、偶然犯行を目撃してしまった老婆の妹までも手に掛けてしまい、彼女の思想は大きく揺らぎ始める。
英を追い詰めつつもその志に惹かれる刑事・都(浜畑賢吉)、
失踪していた英の父・聞太左右衛門(岸祐二)、
それを影で操る地主の溜水(吉野圭吾)、
溜水に意に沿わぬ結婚を強いられ悩む英の妹・智(彩乃かなみ)、
激動の日々に遂に発狂してしまう英の母・清(伊東弘美)、
そして、秘密を抱えつつも英の身を案じて優しく見守る親友・才谷(石井一孝)…
様々な人間模様が交錯する。

「ええじゃないか」を交えたアクロバティックなダンスシーンに華麗な殺陣…とにかくスピード感のあるエネルギッシュな舞台だった。
これは、役者が大変だな…
槍を檻や屋根などに見せていく演出は非常に演劇的で好み。
コムさんの殺陣も相変わらず見事で惚れ惚れ、二刀流は少々苦手らしい感だが(苦笑)しかし久々にあんなに動き回っているコムさんが見れて楽しかった。
凛として透明感漂う、なのに所々狂気にも似た翳りを感じる、英という役はとても彼女の魅力に合っていると思った。
石井一孝とのコンビも良い味を出している、「蜘蛛女のキス」以来だがその時は直接二人の絡む場面は殆ど無かったので。がっつり共演するところを見たいと思っていたのだよね。叶いました、満足。
石井さんは愛嬌と温かみのある良い役者さんだな。彼演じる才谷は実は竜馬な訳で、自分の計略の為に名を隠しあちこちに良い顔をしてことを進めていくような少し狡賢かったり矛盾な面があるのだが、不思議と影を感じず好感の持てるキャラクターに仕上がっていた。

予備知識無しで観劇してしまったが、このミュージカルはドストエフスキーの「罪と罰」を下敷きにした作品…言われてみれば確かに!という感じだが「罪と罰」って粗筋程度しか知らないな(苦笑)
しかし、書かれた年代がそのまま日本でいうところのまさに幕末頃だそうだ。
道理で、おそらく台詞を原作から引用しただろう箇所があり、シャンパンだのハンモックだの、和物には聞き慣れない言葉があった訳だ。巧いこと時代に合わせた表現に変えて欲しかった気もするが…アディダスの草履はさておき(笑)
しかも野田秀樹だったのね。

含みのある台詞や演出が多い割、作品全体は物凄いスピードで進んでいくので、休憩中に整理してもついていけない部分が若干あった。
個々のキャラクターの多面性が興味深く生々しくもあり、しかし難しかった…が、あれこれ調べて深読みしたい気になる作品ではあった。
とりあえず、革命だの一揆だのが悉くツボなわたしは大満足な舞台。
テンションが上がってうっかり出待ちまでしてみた(笑)
コムさん…帽子&マスク装備ではあったが、久々に間近で見れて幸せ。


そして、そのまま…流れていくお客様が多かったので乗っかって宝塚劇場に行ってみる。
ほぅ、雪組なら観たいかも、と。しかし演目はなんだっけ…?

うわ、これか!
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当日券で観てしまった(笑)

最早雪組しか観なくなって何年も経つ宝塚…しかも壮さんトップは初見だが。
格段に歌が巧くなっていた。壮さん自体、最後に観たのは確か花組「虞美人」あたりな気がする(苦笑)

コムさん観たあとにベルばらはどうなの?(配役調べていないし)と劇場に入ってから若干不安になったが、出てきた瞬間ちぎカルに安心。ヴィジュアルは文句無しに合格、やはりオスカルはフェアリー系がやらなくては駄目である。
芝居はとても可憐さを出せていて良かった…歌い始めるとどうしてもちぎちゃんなんだが(苦笑)
彼女は見た目の可愛らしさと、芝居の雄々しさのギャップが不思議な人だと思っていたが。やっぱり似合うんだな、こういう役。

まっつのアンドレが、良かった。非常に!
歌唱と共に、安定感と包容力がある。が、隠し味のように時折覗くヘタレ具合が絶妙。

(おそらく初見な)この「フェルゼン編」というやつ…構成&演出の突っ込みどころはかなり多いが、最早ヅカばらは原作と別物と線引きしてあれこれ観てきたので、壊滅的にキャラクターの違うジェローデルとアラン以外はさほど気にならなかった。
ただ大掛かりな装置(ゴンドラやら硝子の馬車やら)も無く、アントワネット様もあまり出てこないとなると「ベルサイユのばら観ました!」というあの満足感がどうも薄いのは否めない…
そしてこれだけは言わせてくれ。父上以外はオスカル殴っちゃ駄目だ、衝撃過ぎた(苦笑)

ストーリー云々は今更野暮なので控える。

どう頑張って原作を読んでも好きになれないフェルゼンが、ヅカばらでは何故かちょっと良い奴に感じるのは、
単に和央ようかの魔法が未だに抜けない点と、ペガサスの如く駆けて行っちゃうあれが好きなだけだろう(笑)
あのナンバーだけ異常に格好良く見えてしまうのは一体何なのだ?
あれは役者も爽快でしょう、壮さんも馬車乗り込んだ途端から明らかに瞳の輝きが違ったもんな。
とりあえずそこと、想像以上に絵になるちぎ&まっつだけでも観る価値あったかと。あとはフィナーレがどういう訳か頑なに「愛の面影」を推したせいで、フェルゼン以外が歌っているのも聴けるのは思わぬオマケ的に面白かったような。


移動距離数m以内で観劇はしご(笑)
素晴らしい休日であった。


◆◇出演情報◇◆

アートイベント【pays de MIROIR vol.1】
2013/08/03-04
@Theater SHINE
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◇出演団体◇
幻想芸術集団 Les Miroirs(演劇)
fleur du mal(演劇)
芸術集団 れんこんきすた(ダンス)
ユキ・シラユリ(一人芝居)

チケットのご予約は此方

↓イベント制作blog↓
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◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 23:57│Comments(0)TrackBack(0)

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