September 30, 2013

移動

作業が盛り上がり、結局不眠だったくせにぎりぎりに支度をして出掛ける…
靴が汚いことに気付き、慌てて磨くが巧くいかず筋になり余計に汚くなる(苦笑)
しかし、やり直している余裕がなく、諦めてそのまま出発。

日本橋まで出たのだが、次の予定まで大幅な空き時間が出来てしまい、銀座に引き返してLADUREEでのんびりお茶。
睡魔に襲われつつ耐える…

7f86cd55.jpg
ヘーゼルナッツのチョコケーキと、The Roi Soleilというお茶。
太陽王だけどフレーバーの緑茶なのだ、ベルガモットのような香り。
ルイさん共食い(飲み?)状態…


移転したヴァニラ画廊へ初めて行く。
安蘭さんの個展「Damonisch」が初日だったのだ。
57bb78eb.jpg
ご本人も在廊されていて、久々にお逢い出来たのが嬉しく何だかすっかり話し込んでしまった。
相変わらず可憐な…と毎度云っている気がするが、本当に時が止まったかのように美少女めいている(笑)物凄く忙しい筈なのに、いつも手書きのDMを送って下さる細やかな方なのだ。
またその作品達もとても素敵で、線や点の繊細なこと…そのひとつひとつに魂が込められているというか、命を削った痕跡を見てとれるというか、ご本人を知っていると余計に感動する。

安蘭さんの経歴を読みつつ、意外と自分が今まで殆どの展覧会に訪れていたことを知る(笑)
何度か出展されている絵に於いては、もはや「久し振りだな」とか、心中懐かしい気分に浸りながら観てしまう。

安蘭さんの絵のイメージと云えば、美少女。勿論それ以外のモチーフも描かれているのだけど。
成長の狭間に在る刹那的な美。儚く愛しいもの、無垢故の鋭い狂気や毒を含んだもの(と、わたしは感じている)。
わたしは絵に関して無知なので、本当に感覚的なことしか分からないのだけど、ちょっと硬質に思える印象のなかにもしっとりとした温かみがあるのは一人ひとり(一枚いちまい)作家さんに深く愛されて創られた子達なのだろうなと。そう思うとそれぞれが愛しい感じがする。

個展のタイトルにもなっている「デモーニッシュ」という絵が特に印象的(ポスターの絵ではないよ)。
美術作品を前に、時折ぐっと惹かれて自分の流れが止まってしまう錯覚をする瞬間があるが、それを感じるもの。何か訴えるというより、作品の醸す世界に一瞬にして包容されるような。
安蘭さんには言ったのだが、誰かの内面に似ていたのだ。リアルな貌でなく、わたしが見ていた誰かの顔にね(微笑)


画廊をあとにし、
また日本橋まで引き返し、ちょっと事故に遭遇して具合が悪くなりつつ自由が丘へ。
移動が多くてぐったり…深夜にやっと帰り着く。
購入したキャンドルを部屋で灯す、雑然としたデスクの上がいきなり浄化されたように素敵に(笑)
手持ちの燭台とのバランスが微妙に悪くて怖いが…
1e61bc71.jpg
火をつけてしまうのが勿体無い気がして前回見送ったのだが、
「灯したほうが綺麗なんですよ」とのことで、早速。
なるほど、良い感じです。

個展「Damonisch」は、今月10日まで銀座・ヴァニラ画廊にて。
安蘭さんの作品や製作の過程など、ご本人のサイトでご覧頂けます。




◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

↓please click↓

alf_maria_lully at 23:30│Comments(0)

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
profile

朝霞ルイ

Archives