December 16, 2017

玉蟲

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毎年12月のお楽しみ、ROYAL BLUEの公演を観て来た。
日時指定予約、やはり良い。一昨年までこれが無かったせいで劇場まで行っても観れなかったことが数回(満席で)。

今年の作品「玉蟲姫」、これ今までで一番好きかも。
昆虫好きにはなかなかツボだが、澪みちるさんが昆虫(生物)学者というのが風貌もなんだかいかにもそれっぽくて尚良い。
山奥でひっそり暮らしていた昆虫学者が、ひょんな事から奇病に冒された良家の跡取り息子の治療をする羽目になる物語だが、
様々に調べるうちに
巫蟲(蟲毒)の呪いが絡んでいることが分かる。

巫蟲!かなり胸が熱いモティーフじゃないか(笑)
しかも紅い玉虫なんて凄いロマンティックだなぁ…実際に紅い衣装を着た笹原千寿さんの玉蟲姫が妖艶なのに絶妙に無邪気で魅力的。
巫蟲は中国古来のものだったと思うが、それに寄せて姫や冒頭の踊り子達の衣装がちょっと中国宮廷風なのかな?

昆虫がこうも妖しい存在として登場するのがフェチ的な意味で堪らないが、蟲毒の話然り、玉虫の翅を御守りにしたり、更には河鹿蛙など、およそマニアックに偏っていると思っていたわたしの趣味な知識がさらっと登場するなんて嬉しい…!
元々知っていた方はお客様にどのくらい居たのだろう?あの界隈の芝居を観る方は結構好きだったりするのかな?
劇団ロゴが蝶で、舞台セットにも度々モティーフが付いているくらいだから多少なり劇団の方は昆虫好きなんだろうか。鱗翅目マニアとしては嬉しいのだが。

芝居自体も、毎度のことながら個性的なベテランキャストさん方の存在感でテンポ良く楽しめた。
あと照明が美しかった。千本桜ホールであんなに幻想的で奥行きのある明かりを出せるのは素晴らしい。開演前から、客席まで結構吊ってるな〜とは思ったけど(悲しい性で開演前の暇な時間につい灯体を見てしまう…)。

この劇団さんは年一度しか観られないけれど、毎年本当に素敵な舞台を見せてくれる。
来年も楽しみ。



観劇のあとはそのまま自由が丘へ向かい、明日のサロンの為にガトーショコラを焼き(オーブン借りたのね)…ネパール料理の店で中川さんのベリーダンスショウを観てきた。
美しい舞姫が明日はイケメンになるよ(笑)
サロン、是非遊びにいらしてくださいね。
ケーキも明日には更にしっとり美味になっている筈。

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◇所属劇団◇
幻想芸術集団 Les Miroirs

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alf_maria_lully at 23:32│Comments(0)

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朝霞ルイ

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