先月末、強羅へ小旅行に出掛けていた。
箱根は何度も行っていた癖に、初めてロマンスカーに乗った横浜市民(笑)
しかし、登山鉄道が思いのほか時間を食って結局旅館のチェックインには遅刻…


ひとまず部屋に荷物を置き、閉園ぎりぎりの強羅公園を少し散策。











桜も薔薇も紅葉も、見頃の時期では無かったので少々寂しくはあったけれど。温室とカブトムシ展を楽しんだ。世界のカブトムシにお触りし放題という素敵な催し、そこらの子供を押し退ける勢いではしゃぐ(苦笑)
ちなみに温室の中には見事な深山烏揚羽が迷い込み、ブーゲンビリアの鮮やかなピンク色との対比が非常に美しかった。


宿に戻り、夕食。
しゃぶしゃぶや天ぷら、寿司など盛り沢山なコース。量もかなり多く大満足。
↓先付け











手前の小さな杯は緑茶梅酒、左側は胡麻豆腐。
あとは…説明を忘れてしまった。



すっかり腹が満たされたあとは貸切岩盤浴＆貸切露天風呂で汗を流す。
食事前にも大浴場と炭酸風呂を軽く堪能したのだが、部屋に帰って更にテラスに併設のミニ露天風呂(？)にも入り、風呂三昧で強羅の夜を満喫。


翌朝は遅めにチェックアウトし、
ケーブルカーとロープウェイを乗り継いで大涌谷へ。













谷上空をロープウェイで通過して駅へ向かう訳だが…これがなかなか怖い。
万一誤って転落でもしようものなら無事では帰れないだろうな。
そして、温泉地特有のなんとも言えぬ硫黄の香りが辺りに立ち込めている訳だ。












…こんなに格好付けて写真撮ってるけれど、臭いのだよ此処(苦笑)
ほんと…

駅から軽く登山気分で崖を登り、名物黒たまごを購入。食すと寿命が延びるそうな。当たり前だが味は普通の茹でたまご(笑)


大涌谷を後に、ロープウェイで更に進み次は芦ノ湖へ向かう。
湖に遊覧している船(何故か海賊船をイメージしている様子)に乗ってみる。
わたしが乗ったのは左側のビクトリー号、船は全部で３隻くらいある模様。













デッキからの眺めを楽しんでいたのだが、山地のひんやりした空気に重ね船の進みにより生じる強風であまりにも寒く、途中断念して船室へ。
特別室(前方ブロックの席)のチケットに買い直し、ちょっと船長気分で優越感に浸ってみる。
霧と夕陽で幻想的な風景。












どうでも良い話だが、数年前客演先で海賊船の船長という役がまわってきたことがあったが。船の操縦をする訳でも宝探しをする訳でもなく…たそがれて唄ったり、いきなり人格の変わる魔術オタクというなかなかの狂人だった(苦笑)しかし某海賊漫画の影響なのか、髪は赤にしてと演出指令で前日に頑張って染めたなとか…ふと思い出したりしてみた。












無闇に爽やかスマイル。
お子様どもが此処からどくのをずっと待っていた為だ(笑)



一泊二日、近場の旅ではあるが…
自然にも癒やされ、夏休みを満喫できた。




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狂ったように真紅色をした、
朝焼けに貫かれて目覚めた。

鮮やか過ぎる太陽は、
石造りの牢獄を映し出していた。

僕の隣で、君は未だ眠っている。
憂いを帯びた長い睫毛が君の淡く紅潮した頬へ影を落としている……



夜通し降った雨のせいか、美しい朝焼け。
ベッドに入り、ふとカーテンの隙間から差し込む熱を帯びた様な光彩に魅せられた。
まるでこの街が、静かな炎の直中に在るような、そんな錯覚に陥る。
９月の最初の朝。
おやすみなさい。


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