October 2011

October 30, 2011

老舗

昨日は昼間から幡ヶ谷。
最近は、明るい時間帯に稼働することも多いのだが、やはりどうも苦手なようだ。
夜間の自分の、半分もパワーが出せていない気がする(笑)

そんななか、
何年振りかにエチュード的なことをやってみたが…なんだかもう、惨敗。
長年培われてきた癖というのは本当に怖い。

そして、怖いと云えばこれ…

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スタジオ(?)の入口に、不気味なベンチがあった。
この脚、写真に撮るとよりリアル…
なんとも云えぬ死人な色味と雑に掛けたビニルシートが、悪趣味で素敵じゃないか(苦笑)



その後、
開店まで半端に時間があいてしまったので、
渋谷の名曲喫茶「ライオン」へ。
場所は知っていたのだけど、何故か何処か違う店と勘違いしていて…もしかして初めて入ったのかもしれない。

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「帝都随一を誇るステレオ音響」と云う触れ込み、確かに壁一面が音響装置。ヴィジュアル的に、パイプオルガンみたいなものを想像するとちょっと近いかも?要はなかなか巨大だという事。
2階席もあったが、わたしはとりあえず入口からすぐの席についた。
席は殆ど向かい合わせのものはなく、その音響装置に向けられている並びなので、ちょっとしたコンサートホールの様な気分になる。

名曲喫茶と云っても様々。
わたしがよく行っていた「平均律」や「ヴィオロン」は小さな店なので、学生やご近所さんな客も多く、店主と音楽の話で盛り上がったりと割とカジュアルなのだが、
此処は超正統派。

薄暗くかなり古めかしい…良く云えばレトロな内装(トイレは特にちょっと驚くようなレトロさ/苦笑)、メニューもさほど多くは無いが、
前述のように音響に拘っているだけあってそこはもう抜群に素晴らしい。

純粋に音楽を楽しむ場所なので、極力不要な音を立てないなど客にもそれなりのマナーが必要なのだ。
ちなみに、無論撮影禁止&携帯電話禁止。

本気で音楽に聴き入っている人、ゆったり読書をする人、書き物をする人(わたし)、中には夫婦やカップル(この店にはアベックという表現がしっくりくる気もするが)同士で来て微睡んでいる人…静かにその空間に居て、皆であの広い店を同じ音を共有しているにも拘わらず、別々の時間が流れているようで不思議な気分だが非常に居心地は良い。

わたしの席のひとつ前に若いアベック(笑)が睦まじく座っていた。
学生っぽい二人だったが、この店でランデヴーは或る意味ポイントが高いのでは無いだろうか。相手にもよるがインテリさアピールでまずときめく女性も居るだろうし、横並びの席なので当然隣に座る訳で、小声会話で自然と寄り添うかたちになる…で、雰囲気が盛り上がれば、店を出てすぐにホテル街という(微笑)
なるほど良く出来ている、などとそんな厳かな雰囲気の店でぼんやり下世話なことばかり考えていたわたし。

日に2回、決められたプログラムを流すそうで、昨日はベートーヴェンの「英雄」だった。
一通り終わったら帰ろうと思っていたのに、その後(おそらく同じ客のリクエストだろうが)またセンス良いチェロ曲ばかり立て続けに掛かって席を立てずうっかり長居(苦笑)
ココア1杯で、結局4時間近く居座ってしまったのじゃないかな。

そんな調子なので、
また長めに時間があいたとき、現実逃避をしたくなったときにでも行ってみようかと思う。



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October 25, 2011

混沌

昔々、全ては混沌(カオス)より生まれ出たと云う。
大地も、愛も…

ならば、今こうしてわたしの目前に在る混沌とした光景も、
原始の海の如く、何かを生み出す神々の曙なのだろうか?

混沌とした、机の上だとか…
混沌とした、ベッドの下だとか…
そういった荒れ狂う波間から、輝ける思念が飛翔する事はあるのだろうか?
あったらいいな。

最近ではもう片付ける気力も無い、嗚呼。
幸い、「足の踏み場」はかろうじて存在するが(苦笑)
今からこれでは、来年が思いやられるよ。


巷で流行中の肺炎の影響で、何だか時間に追われる日々。
わたし自身は健康に過ごしているが、周囲に患者がちらほら…
免疫力が低下する時期かと思うので、是非皆さん体調管理には気を付けて戴きたいところ。




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October 23, 2011

土産品

フランスから帰国したばかりのお嬢さんに、
旅行土産を戴いた。

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現地のチョコレイト。
これは嬉しい!
本当はまだあったのだけど、うっかり食べてしまった為に写真は無い…暫くチョコを買わなくても良いくらい大量に貰ってしまった(笑)
中でも美味しかったのは白い箱のLes Larmes de Jeanne d'Arc、その名の通り聖女ジャンヌ・ダルクに肖ったチョコだそうでアーモンドにココアパウダーがまぶしてある。

そしてこれ、
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格好良いサーベル!
元々持っていたお気に入りのデニックスの金色のサーベルとだいたい同じ位のサイズ。
うーん、素敵。並べて飾ろう(微笑)

旅の写真も色々見せて戴いたり、話を聞かせて戴き、楽しく過ごしました。


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October 22, 2011

念願

RK ROSEBUDさんのLIVEを観に行く。
富山で活動されているバンドさんなのだけど、東京にも年に数回LIVEでいらっしゃるそう。

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*オフィシャルmy spaceより画像拝借 【http://www.myspace.com/rkrosebud/music】
勝手に宣伝してみる…

ヴォーカルのAKIさんと、ここ1〜2年程メッセージをやり取りして戴いていて、
とても気になっていたものの毎度タイミングを逃してステージを観れなかった訳(苦笑)
念願叶って、やっとやっと今回観に行く事が出来た!

予定が押していた為、目当てのRK ROSEBUDさんの演奏を聴いたのみで、他のバンドは聴けなかったのだけど。

AKIさんの伸びやかでいて何処か儚げな歌声、演奏陣も格好良く素敵なステージでした。
煽りが、時折無性に可愛らしくてツボ…(笑)クラップを求めたり、結構参加型な感じで楽しかったり。
音楽はやはりLIVEが良いな、としみじみ。

終演後は、ご本人に挨拶がてら少しだけお話しする時間もあり、初対面だけど以前から知っているけれどやっぱり初対面なので(笑)不思議な感じではあった。

また機会があれば、是非LIVE観に行かせて戴きたいと思います。


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October 20, 2011

再会

次回公演の映像の方に出演依頼している、nouriahさんとミーティングがてらお茶。

2年ぶり位に会ったのだろうか?彼女はわたしの客演先で知り合ったダンサーさんなのだ。
舞台での艶やかな雰囲気と、普段のざっくりした話し易さとのギャップが堪らない方(笑)
サシで話すのは多分初めてだったのだと思うが、ギリシア神話からがんこちゃんまで(?)物凄い勢いで雑談を挟みつつ…かなり喫茶店に長居。
あ、ちゃんと作品についてもしっかり語ったので大丈夫(笑)

撮影が楽しみになる会だった。
早く準備を進めて、時期を待とう…



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October 17, 2011

高尾山

寝覚めの思い付きで、高尾山へ行ってみた。

高尾山口に既に15時半…こんな時間から登山だなんてナメてるよな等思いつつも、ケーブルカーは使わなかった。
他人から聞いて想像していたよりも険しいと感じたのだが、道を間違えて登ってしまったのだろうか?分からない…

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急ぎ目で登り、1時間少々というところ。
山頂の空はなかなか幻想的な感じだった。

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紅葉にはまだ早く、見頃な花も蝶も無かったので少し寂しくはあったけれど(苦笑)
ひとまずお参り…

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やたら神々しく写ってしまった本社(?)
そして、高尾山といえば天狗!

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天狗って、羽根が生えていたのか…
鴉天狗とか云うやつだろうか?

大量の高下駄もあった、流石。

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ずらりと並んだ、88体の地蔵様。小振りで可愛らしい気もするが、これだけあると圧巻。
88箇所の寺(?)から持ち寄った砂利が足元に敷き詰められ、その上を歩くと良いのだと。
何故かカマキリを背負った地蔵様が数体…(笑)

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あちこち見てまわっているうち、気付けば辺りは真っ暗…
灯りらしい灯りも無い為に、何も見えなくなってしまった。山頂から下ってきたばかりに、メインのものが殆ど見れないまま諦めて帰路(苦笑)
都内で遭難したら笑えない…
暗い坂道をひたすら進み、最終のケーブルカーへ無理矢理乗り込んで山を下ったのだった。

土産物屋も全て閉店し、寂しい駅周辺。
嗚呼、次回はもっと早い時間から挑戦しようと心に誓った(苦笑)

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October 16, 2011

稽古場

三日月バビロンさんの稽古場に顔を出す。
久々に、稽古場というものの空気を味わいたくなって(笑)

公演稽古ではなく基礎トレ期間なので、なかなかよそ様のこうした稽古に参加する事も無かったからな(しかも偉そうに演出さんと並んで机の前にすわる…)、新鮮な気分。
単に見学のつもりで行った訳だが、何かしら振られるのだろうとは覚悟して(苦笑)案の定、先日新人ちゃんの読みに付き合って以来の本読みとか、なんとなく立ち稽古に入っちゃったりとか…

此処の稽古場でなにが怖ろしいかって、スタッフ参加が圧倒的に多いなか何故かわたしがやたらと偉そうなので(苦笑)役者としても無茶振りに対応できると思われていそうな感じがする。

そんなプレッシャーも役者には大事なのだろう、と前向きに思ってみるが(笑)


行ってみて良かったと思う。
客観的に演出というもの、エンターテイメントというものの在り方を考える良い機会になりました。



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October 15, 2011

alamode

素敵ロリィタ様と、Alamode Marketへ出掛ける。
本当は置きチラシに行くだけで予定をあけたので、出勤前だしスーツで行こうかとも思っていたのだけど…もし知人に遭遇したら(というか絶対に遭遇する/笑)引かれるかなと、真面目に正装→ならば普通にお客様しよう→たまには誰か誘おう、というノリで。

髪を切ってしまった為にしょぼいGothでした、故に写真は無い(苦笑)久々に真っ黒だったなぁ…

いつもと違う時間帯に参上したので、普段すれ違っていた方々とお会い出来た。
目当ての品物の為にかなり早くから来場して順番待ちをした方も居たようで…流石1年ぶりの開催、皆気合いが入っているんだな。

わたしは、Love Replicaさんのブローチを購入。
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左が購入したもの(色違いの青と凄く迷った)、右のはおまけに戴いたもの。袋に入って見えないなかから選んだのだけど、蝶モチーフを引き当てのは運命でしょう(笑)

その後、会場を出て川崎駅周辺を散策。地元なので、さほど新鮮味は無いが(笑)





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Azaleaの広場に出現したメリーゴーラウンド。
ちょっと惹かれたけれど、子供が群がっていたので乗りはしなかった…

食事をしようとLA CITTADELLAへ。
あの辺りの街並みは、装飾過剰ないでたちでもなんとなく馴染む。石畳なのが厚底靴には辛いけれど。
喫煙席のあるイタリアンに落ち着く。西洋人(イタリア人では無いと思う)女性が接客をしてくれたのだが、日本語が危うくてちゃんと注文が伝わったか冷や冷や(苦笑)
リゾットと、ハロウィン仕様のデザートを戴く。
カボチャのペーストを挟んだチョコケーキ、一応これは棺の形をしているのだけど…分かり難い…
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October 11, 2011

恋患

あぁ、遂に夢にまで見た…

出逢ったことも無い、異国の君。
これは恋、きっとわたしは恋をしている!


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アポロ薄羽白蝶(Parnassius apollo)、君のことばかり考えている。


幸福な夢を見た。
わたしの好きな蝶、逢ってみたいと願っている蝶が沢山、何故か掌ほどの特大サイズになって道端を飛んでいたのだ!
なんて美しい光景だったろう、思い返すだけで脳もとろけそうだ。

クモマ褄黄蝶、黄縁タテハ、小緋オドシ、孔雀蝶など(知らない方も特徴が想像できる様に一部漢字表記)…これらについてはまたいつか語るとして(笑)



アポロ薄羽白蝶…


この蝶の存在を初めて知ったのは、高階良子の短編漫画「昆虫の家」である。
蝶の標本製作が趣味の主人公クレールが、ずっと欲しがっていたのが「アポロチョウの標本」だった。
それほどこれは貴重な蝶で、ヨーロッパの高山地帯に生息していたのだが、乱獲により個体数が激減し、今では保護動物に指定されているとか。
わたしも標本で一度見たことがあるのみ。


学名「Parnassius apollo」は、
Parnassius=パルナッソス山の、
apollo=後翅の赤い模様を太陽に見立て太陽神アポロンの意。

アポロンはギリシア神話の神、ゼウスとレトの息子で予言の神、芸術の神、医術の神。
美男の優等生なのだが、高慢な性格ゆえに苦労の多かった神様らしい。
パルナッソスは、アポロンと彼の従える9人の芸術の女神ミューズの霊感をもつ山なのだ。


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「叙事詩人の霊感」プッサン
中央がアポロン、左側はミューズのカリオペー。詩作や芸術の暗示である弦の無い竪琴を抱えたアポロンが、盲目の詩人ホメロス(若しくはウェルギリウス)に霊感を与えている図。

直接的に関係は無いが、おそらくこの場面に着想したと思われるシュナックの短編小説「ホメロスの蝶」の影響で、わたしは再びアポロ薄羽白蝶に興味を持ち、惹かれることとなる。
絵のなかには無い「霊感」という部分を蝶で具現化しているのだ。
ちなみにそれは、蝶好きには堪らんちょっとオタク気味な鱗翅類の書物「蝶の生活」に収録されている。

アポロ薄羽白蝶、神々の蝶、芸術を愛する自由な魂を運ぶ蝶なのだ。




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alf_maria_lully at 12:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

October 10, 2011

更新

サイトを更新しました!

…と云っても劇団のではなく、職場のね(苦笑)
更新、というか一度閉鎖状態にしたものをデザイン大幅に変えて修正したので、復活という感じ。

またしても思い付き&周りに事後報告だったけど。これがだんだん熱くなってきて結構頑張ってしまった訳。
背景もメニューボタンも全部手作りですよ!素人なりに…

6月くらいまでそのまま公開されていたのだけどね、改めてよく見返してみたら修正箇所だらけで…
地図とかもう、これ何年前の?って感じ(笑)
慌てて直した。
借りてるサーバーにかなり制限があって、結構苦戦したのだよ。
とりあえず、出来には概ね満足。

気が向いたらちらっと見てみてね↓
頑張ったから!

BAR エル・ド・ピエロ
【http://3hp.jp/?id=eldepiero】

なんか、ここのmobile版と配色似てるな(苦笑)
だって、店内がこんな配色だから仕方ないよ…



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