昨年一年は、
「人間」として充実した年ではあったけれど、
それ故すっかり「人間臭く」なってしまった気がしている。
自身に課していた諸々を緩めたのは、良くも悪くも当たりの良さに繋がったとは思うけれど。

時を重ねる、ということに麻痺してゆかぬよう。
揺るぎないもの、守るべきものをしっかりと感じながら着実に進んで行く…そんな年にしてゆければと思っている。


最後にLes Miroirsが公演を打ってから、早くも２年が経とうとしている。肉体的なブランクも勿論あれば、生活や意識の変化も少なく無いだろう。
月並みな表現ではあるが、一から出直す気持ちで６月の公演は臨みたいと思っている。

昨年末から公私共に慌ただしく、早くも波乱の幕開けとなった2012年…長たる者の孤独を久々に噛み締めました(苦笑)
結果的に仕事は増えたが、成るべくして成った流れと開き直りつつ。
亡くしたものはそもそも必要無かったものなのだというのは、信頼する或る方の言葉でもあり、舞台を続けてきたなかで自分が身をもって感じたことでもある「運命論」。
人間も、物も、時も、閃きや目に見えぬものも全て本当に必要なときには不思議と巡って来るもので、それ以外は実はたとえ苦しくとも自分でどうにか出来てしまうものなのだと。
無論、今までが恵まれていたからと云って今後も巧く運ぶとは限らないのだが、そういった好機をモノに出来るか否かで人間の運や才能を試されている気もする。

沈黙していた時間が、無駄ではなかったと思える活動をしていけるように。
さて、じわじわ加速していこうかな…



最後になってしまったけれど、皆様に素敵な一年を。

そして、朝霞ルイを今年もよろしくお願いいたします。


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