March 2012

March 30, 2012

「7DOORS-青ひげ公の城-」

数ヶ月前…渋谷の街頭映像で宣伝を見てから、この作品はなんとしても観るべきと直感していた。
主演がミズさんというだけで惹かれるのに、相手役がSUGIZO!しかも演目が「青髭」だなんて…こんな素敵に妖しい出し物、絶対に見逃してなるか(笑)と。


「7DOORS-青ひげ公の城-」@東京グローブ座

「青ひげ」の異名を持つ公爵(SUGIZO)に見初められ、妻として城へ迎えられた羊飼いの娘・ユディット(水夏希)。
執事(中山祐一朗)の案内により、婚礼の儀式の前に城の中にある「全てを開くとこの世の真実が知れる7つの扉」を1つずつ見て回ることになる。しかし扉の向こうに在ったのは、キリストの「7つの大罪」に準えた7人の罪人達を捕らえた拷問部屋…最後の扉を開くとき、そこに見える真実とは?そして公爵の正体とは?

…というような内容。



思い返してみてハッとしたけれど、生ミズさんを観るのが「ロジェ/ロック・オン!」以来…つまり退団後初(笑/いや、実はその1ヶ月後くらいに電車の中で遭遇したけれどあんまり驚いて声掛けられず、気持ち悪いくらいガン見しておそらく本人に気付かれたという…)
ミュージカル系の舞台は無いに等しかったので行かなかったのだろう、故にわたしは彼女が性転換していった過程を知らない(苦笑)
思っていたより違和感なく美女に変身していた。綺麗だった、普通の女優さんと思って観れば特徴的なのだろうが。歌もまた格段に巧くなっていたし、この方やはり努力家なのだ。
雪組に来た当初「なんて乱暴な芝居をする人なんだ」と思っていたのが嘘のように(笑)非常に優しく母性すら感じるほどの雰囲気だった。



新大久保駅からグローブ座へ向かう道は、明らかに大劇場に居そうな上品なマダム達が地図片手にぞろぞろ…そこへちらほらパンキッシュなお嬢さんの集団も合流し、会場前は「一体なんの催しがあるんだ?」という不思議な光景。
どちらにせよ、観客は圧倒的に女性(笑)

SUGIスレさんでチケット出払ってしまっているんじゃと、またしても当日券狙いで不安がっていたが、1階K列のセンターをゲット。
因みに、ミズさんのファンの方が多い印象だった。


会場へ入った瞬間、そこは「公爵の城」の冷たく寂しげな雰囲気が漂っていた。
張り出された舞台、ランダムに客席へ向けられたライトのせいでその奥にあるものは分からず、霧に包まれたようにも見え、なんともミステリアス。
緊迫したSEに、男性ヴォーカルが入り、徐々に盛り上がっていく場内(城内)。
そして開演…


7人の従者と共に扉の中から公爵が現れ、激しくヴァイオリンを奏でる。
ヴァイオリンの音色は公爵の「言葉」なのだ。

すぅっと場転、先程のProlougueが夢だったかのように明るい舞台と現実的な会話が繰り広げられるユディットの家。
優しい歌声に載せてミズさん登場。紺色のワンピースにデニム地のオーバースカートをごつめのベルトで留め、サイド下ろしで纏めたロングヘア、平民の娘なんで派手ではない。デニムのせいでちょっと普段着風、ミズさんならあの格好で外に居ても普通かも(笑)




公爵の意志を伝えにきた執事によってさくさくと縁談は進められ、「7つの扉」の真相に惹かれているユディットは反対する兄の意見を振り切り、城へ上がっていく。
しかし城の中は廃墟のように薄暗く、極端に無口な黒ずくめの従者達が佇むなんとも気味の悪い場所…従者の手伝いで無理矢理着替えをさせられるユディット(嗚呼、ミズさんの生脚…!)。
そして純白の花嫁衣装に変身、たっぷりの裾が豪華。
うん、やはりこの方は平民の服よりも格段にドレスが似合う。胸元の羽根が少しミズさんにしては幼い印象に感じたけれど「娘」の設定なので目をつぶった(笑)

広間に取り残されたユディットに、そっと公爵が近付いていく…
SUGI様、ここで初めて台詞を喋る。
ちゃんと話せていて感動(失礼)
以前に「Soundtrack(映画)」に出たときは確か口をきけない役だったので、舞台では一体どうなるやらと要らぬ心配をしていたが。
一方的で最小限しか台詞を話さないというのは正解、長々喋られるより効果的だな。
映画や舞台で見るミュージシャンに、どうしても偏見を持つわたしだが(あまり巧い人を見たことが無い…)、べったり芝居をやりたがる人が殆どだから冷めるだけかも。このくらい控えめで、かつ浮いている前提のキャラクターならば全く気にならないのだ。
公爵とユディットの掛け合いは、短いけれど、美しくどこか官能的なSceneだった。

ゆっくり、澱んだようにごくゆっくりと過ぎる時間。明らかに外の世界とは違う流れの中に居るのだ。

やがて公爵は消え、広間に戻った執事と共にユディットは扉を巡る…


己の食欲の為に子供から食べ物を奪ったが故にひたすら食事を続ける罰を与えられた「暴食(オレノグラフィティ)」、
沢山の女性を弄び死に追い込んだ髪結い「肉欲(Spi)」、
金庫の中で紙切れを数え続ける悪徳弁護士「強欲(陰山泰)」、
屁理屈ばかりの空の武器庫の見張り番「怠惰(石橋祐)」、
正義をかさに大量殺人を犯した「憤怒(菅原永二)」、
愛した者の裏切りに耐えられず残忍な殺人を犯した「嫉妬(伊藤ヨタロウ)」、
そして公爵の影である話し好きな執事が7人目の罪人「傲慢」。

「肉欲」ではSpiとの水中を泳ぐように優雅でいてどこかエロティックなデュエットダンス、
「嫉妬」では明るい中庭でヴェルレーヌの詩を下敷きにした歌、
見所はばっちり。




時の間に、再び登場した公爵、7人の罪人に取り囲まれて審問を受けるユディット。
彼女の生い立ち、屠殺される羊の話(=ストレイシープ)…
誰もが共感する話でありながら、そこには確かに「7つの大罪」が含まれている。
それらは意識の奥底にある人間の本能的な感情、人は誰しも罪深く7人の罪人達はただ少しそれに呑まれてしまった、言い変えれば正直で人間らしく、公爵の言うところ「愛おしい存在」なのかもしれん。

序盤の公爵とユディットの会話から実はわたしは結末が分かってしまったので(笑)、ラストは驚くというより確認作業のような感じだったけれど。
似たような結末の芝居がうちの劇団にもあったので、わたしの中ではああしかなりえないまで思っていたのだよね。
しかし、ラストのミズさんが一番彼女らしくいきいきしていて素敵だった(笑)


カーテンコールはトリプル。あんまり満足だったのでスタンディング煽ろうかと思ったが、びびって無理だった。
上演2時間も無かったのか!すごくゆったり、酔い浸りながら観れた。
耽美でございました。



珍しく商業芝居を宣伝(笑)これは観るべき!
「7DOORS-青ひげ公の城-」
〜4/1 東京グローブ座にて
プロモーション映像(公開ゲネ?)は【此方】

※blog記事内の舞台写真は「宝塚ジャーナル」より拝借※





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March 25, 2012

「DANCIN'CRAZY2」

もっと先の話とうっかりしていたが…
慌てて前楽を当日券で観に行った。
3日5ステなんて、小劇場じゃあるまいに!(苦笑)

久々に、踊る朝海ひかるを堪能した「DANCIN'CRAZY2」。
宝塚OGの、中でもダンスの名手ばかりを集めた豪華メンバーの公演である。


コムさん観たさのみで、殆ど前情報ナシの観劇(笑)



1部は、
ミュージカル「CHICAGO」のハイライト風な出し物。

全員黒で統一されたセクシーな衣装は、流石ダンサー!という肉体美あってこその堂々とした着こなし。ボディラインくっきり、というより背中や腹(腹筋?)の露出度もかなり高め。
風花さん出てきた瞬間にドキドキ(笑)

何故か一人だけセリ上がり登場のヴェルマ(湖月わたる)…ミニドレスからのぞく美脚が眩しい、というか脚長すぎてもはや反則の域。

コムさんのロキシーは、物凄くチャーミングで素敵!
「CHICAGO」ちゃんと観ていないのでやんわりしかストーリー分かっていないが、ロキシーは所謂小悪魔というか同性に嫌われそうなタイプの女性だよな(笑)あんなに嫌味なく可愛らしいキャラクターに仕上げてしまうコムさんは素晴らしい。
ビリー(姿月あさと)の膝の上に乗る腹話術の演出は、カクカク動く細い手足が本当に人形的でコミカル。ヴェルマとコンビで踊るラスト、したたかさを感じつつ2人がとても楽しそうでほっこりした。
アンサンブルも結構アクロバティック?な力強いダンスが多く、かなり見応えのあるものだったな。

そして、実は初めて生で観た姿月あさと!
なんて痺れる歌声なのだろう、歌ってる最中にあんな割れんばかりの拍手を貰う人は見たことなかったかも…魅せる魅せる、凄まじい。
オーチャードホールが揺れたような錯覚さえした。
わたし、全くミーハーじゃないのだけどこの方は「ずんこ様」と様付けで呼びたいと思ったね(笑)


続いて2部、
ひたすらダンスレヴュー。

これこそまさに「DANCIN'CRAZY!」な感じ。

舞台メイクの薄さに合わせて衣装が地味なのは否めないが(苦笑/いっそのこと全体に抽象的につくってシンプルな形のドレスやシャツ&パンツとかだけでもよほど演者の魅力が際立つような気もした)

あぁ…コムさんに赤薔薇だの吸血鬼だののモチーフが絡むとやはりROSSOにしか見えず、あんな磔状態で持ち上げられたらオスカルにしか見えないけれど(笑)
しかし狂気じみているのに透明感がある、コムさんの持つなんとも云えぬ柔らかな妖しさが好きだな。

ジャンルも多彩な出し物が続く。
純白のデュエット、白鳥と黒鳥のコミカルなダンスバトル(コムさんのバレリーナ姿可愛い)…
ずんこ様、客席登場からひたすら歌い通す流れ。巧さは勿論その声の幅広さで、歌によってまるで別人に聴こえるほどその世界を作り上げてしまうのだ。
そうそう、比べてはいかんと思いつつ、自分も一昨年ショウでやらせて貰った「el cumbanchero」が格好良すぎて別物だった(笑)

このレヴューの一番の見所!と、わたしは勝手に思った、
巨大な鏡の壁の中から登場するコムさん&わたるさんの「月夜歌聲」は、鳥肌モノに美しい。
これは2人が在団中に共演したミュージカルの主題歌だが、版権の関係で再演も映像化もされない幻の作品なのだ。歌だけはTCAでも歌われる。
京劇の世界をベースにした男役同士(コムさんは男装した女の子なのだが、この人そういう設定多い…)のラブストーリーという宝塚ではちょっと特殊な出し物。
月の光の如く、淡く儚く幻想的な世界だった。

ラストはパワフルな群舞。

明るさや力強さの中にも、女性の持つしなやかさや美しさといった魅力のたっぷり詰まった舞台。
それぞれ現役時代は各組のダンスの要となってきた演者達の夢の競演(TCAでも観れんよ!)、とても贅沢なショウだった。




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March 22, 2012

寒桜

満開の梅を求めて、新宿御苑へ。
静かな陽気の昼下がり。風が吹けば少し肌寒さを感じる程度、概ね暖かい。空気の色がもうすっかり春めいてきている。
昼間の世界は、季節が変わりつつあるのか(苦笑)


残念ながら期待した程の「満開感」は無く、入口付近の梅は慎ましく匂う程度だった。
一足早かったか?背の低い梅の木は、咲き誇る寒桜の存在感に押されてしまっていたようで切ない…


寒桜に留まる小鳥。
この日のベストショット(笑)


桜クーヘンを戴く。

春の訪れを感じる一日だった。



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March 20, 2012

人形展

素敵レディとお出掛け。

まずは久々のCafe Gre。


桜チーズケーキ、という名前に惹かれてセットを注文する…が、桜の模様が書いてあるだけの普通のレアチーズケーキだった(笑)
美味しかったけれど。

暫し歓談ののち、移動…



「エコール・ド・シモン人形展」へ。
人形作家・四谷シモン氏とそのスクールの生徒さん達の作品展。
初めて行ってみたのだが、個性的な展覧会だった…同じスクールの生徒さんなので、作品の系統も似た風かと思いきや。

わたしは人形というと、クラシカルなビスクドールか、硬質で美しい雰囲気の球体関節人形とか、完成された姿の所謂「綺麗なお人形」が好きだったりする。
この展示も、半分位はそういったいかにも少女的なものだったけれど、特異な形のものも多く作品としての「人形」の定義の幅広さを感じた。もはや人間の姿形に着想したものは全て人形と呼ぶのだな(笑)

ポップなものから妖しいものまで様々な作品があったが、それぞれ顔立ちやパーツのひとつひとつに作家の拘り、愛情を感じた。

人物モチーフって、モデルが居たとしてもどことなく作家に似ないだろうか?作品を見たあとに作家を知ると大概納得することの方が多い(笑)
どんな人物がつくったのだろうかと妄想しながら観ていたよ。

来場客のなかにはちらほら芸能関係の方も観に来ていて、ちょっと意外な俳優さんが息子さんと共に真剣に人形を選んでお買い上げになっていた。

人形熱(?)が上がり、数年ぶりに「天使のすみか」をさらっと見学してから自由が丘へ向かった…



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March 18, 2012

天鵞絨

微かな雨音に目覚める、土曜の昼時。
もう少し眠ろうかと試みるが、すっかり頭が冴えてしまい断念。

…ならば、出掛けよう。
気になるLIVEがあったのだが、時間帯が微妙で諦めかけていたのだ。とはいえ今更自分の出勤時間は遅刻できないので、ダメ元でライヴハウスに電話、出演時間非公開ですと言われたが軽いごり押しでだいたいの時間を教えて貰う(苦笑)
目当てにギリギリ間に合いそうだったので…


行ったぜ、池袋CYBER!




学生時代に友人に連れられて以来×年ぶり(笑)

バンギャさんの巣窟ですな、怖い…作法が分からなくて殴られたりしたらどうしよう(偏見)
スーツで行ったら絶対浮くので当たり障り無い私服で向かったが、迷えるプルプル仔羊状態でとりあえず先の2団体ほど隅っこから傍観しておりました。

所謂ネオV系(という言葉自体古い?)的なバンドが出ていて、笑顔全開アイドル風なあのノリは、もう何年もライヴハウスに通っていない&退廃美と過剰装飾のミレニアム近辺から進化しないわたしは殆ど未知との遭遇(笑)
お客様は流石通い慣れていらっしゃるのか、素敵に振りが揃っていて後方からの図はちょっと面白い光景だったな。



3団体目に、
本日のお目当てVELVET EDEN。
去年のAlamode Night以来なのでちょっと久々…


以前の記事でも説明しているが、VELVET EDENは一昨年8年ぶりに復活した伝説の打ち込み系Gothicユニット。
打ち込みとはいえ、観客が踊り狂うようなclubサウンドではなく、どんより暗い…見世物のような印象。曲のみでなく、ヴィジュアル面も徹底して拘っている。

暗幕が開くと、そこは異空間。
大振りのサーベルを手に両サイドに佇む女性ダンサー(Liliyさん&Ceeeiさん)、去年のLIVEは加入前だったのでわたしは初見のギタリストChroさん、そしてDADA様…

今回も「Street of ALICE」が聴けた。
それから名曲「La fin」の新ヴァージョン、これは思わずウルッとくる。
オリジナルは此方
昔の方が聴き易さはあるが曲として完成された感じがするのはやはり新しい方か?賛否分かれそうだけど、創作の魔か止まらない気持ちは痛いほど分かる気がする(苦笑)
わたしも8年そこそこの間に同じ芝居を3度も上演しようとしている人だからな…完成という言葉を知らぬ、満足などし得ぬ生き物なのか、クリエイターというのは。形を持たないものは特にそうなのかもしれない、許される限り作り続けたいのが本音か。なんて思いつつ。
この曲、歌詞が生っぽい気がして最初はそんなに好きでは無かったのだが、年数を経て改めて聴いてみたら凄く心にしみた。大人になったのだろうか(笑)

ダンサーさん方のパフォーマンス、今回も素敵だった。サーベル(おそらくDADA様お手製)は途中から一本鞭になったり、曲に合わせてちょっと芝居じみた動きを入れてくるのだ。
舞台上が見所満載でどこを重点にして観るか悩む(苦笑)ダンサーさんと演奏している方々にこれといった絡みも無い為、何だか生でPVを見ているような気分。
そして、尻フェチには堪らない眺めだった(微笑)ほぼ全員Tバック×コルセットなので…
勿論DADA様も。この日はまた十数年ぶりという白い羽根が付いたお衣装、途中袖口のレースが外れていた(?)けれど。
しかしCYBERでVELVET EDENを拝める日が来るなんて、当時音源のみだったわたしからすれば至福。嗚呼…

ちなみに、先程キャイキャイ踊ったり(あの小刻みな手扇子みたいの)頭振ってたギャさん達は、一体この少々異質な出し物をどんな調子で観るのかと観察していたが、やはり殆ど棒立ち状態で戸惑っている風だった(苦笑)
ぼーっと観ている、でも全然良いと思うよ。これは。

MCも無くぶっ通しで演奏が続き、最後に軽く挨拶をして演奏終了。
持ち時間の中で世界観をたっぷり出し切りたかったのだろうか。

ふと時計を見やると既に電車の時間ギリギリ…BLOOD(出番次)も観たかったけれど…泣く泣く駅へ向かった。
これからゴテゴテした人達が続きそうだったのに、残念。

わたしが場所に緊張したのもあるが、凄く良い刺激になった。

しかしやはり着飾って参戦したいので、今度行くときはGothicイヴェントに出てくれた時かな?(笑)若しくはワンマンでやってくれれば一番嬉しいが…


DADA様のblogは此方→【ダダはつらいよ ONLINE】



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March 14, 2012

孤高

最近、
「孤独」と「孤立」と「孤高」について考えている。

実は全て、自意識の問題だけで、結局は同じことなのかもしれない。

わたしは、色々な場所で、気付くと孤独なポジションに在ることが多いのだが。

一番分かり易いのは劇団か…座長なんて孤独の塊の様な存在なのだ。物理的に独りで行動したりコトを決定する作業が殆どというのもあるが、人を纏めたり指示する立場はなかなか精神的にも抱え込むことが多い(苦笑)
外から見ても、成り立ちも含め、おそらく今の小劇場界ではやはり少々特異とは思うので、今更うちの様な作風は流行らないだろうな(流行らないから同期の似たような集団も潰れているのだろう)という孤立も全く感じずに来た訳では無い。
だからといって、まぁ、好きなので特に曲げるつもりは無いけれど。
そして、そういった諸々を心地良く感じ始めると…いずれ孤高を極めるものに、近付いていくのじゃないだろうか?

とかなんとか…取り留めも無い話、別に劇団に限った事でもないけれど。

きっとこの孤独は埋められず、渇きは癒えないまま、しかし苦悶が活力となり飛翔を助けることもあり得るのかもしれない。

客観的には、
何かを打破する瞬間よりも、何かに耐えるような苦しい表情はなかなか好きだったりするのだけれど。
…あくまでも他人の話だから(苦笑)


そう、誰かが苦痛に喘ぐ様は美しくて好きなのだけどな…
(あれ?妖しい話になってる?)
最近は苦労を買って出る気力も無く、これではいけないと思ったりもする。


どうでも良いが、こんな取り留め無いことばかり考えていたらここ数日寝付きが悪い。
というか作業続きで生活サイクルが崩れているだけかもしれんが、昼過ぎくらいまで眠気が来ないのだ…
困った…とか云いつつまたくだらんblog記事を書いてうだうだやっているので余計に寝れない訳(泣)



昨日は、
突如巨大な屋内プールが氾濫し、廊下を押し寄せてくる温水を余裕のスキップで交わしながら「死んでもいい'98」を唄っていた…という夢を見た。
洪水的な夢を見るって、まさか…(この歳になってやらかしたのでは洒落にならん)っ!!?
と、目覚めた瞬間大いに焦ったが、零したり漏らしたりは無かったので一安心(笑)

死んでもいい〜♪

…何故ミッチー?

嗚呼、陽気なのか病んでいるのか分からない(苦笑)


そろそろ、寝よう…
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March 13, 2012

開封



ワイングラスを発見したので、去年戴いたままになっていたワインを開けた。
フランス旅行土産、なのだけど普段酒を飲まないお嬢様に戴いたので…どうかな?
と、思っていたが、これが見事にわたし好みな味で感動!かなり渋みの強い、酒飲みが好きそうな味のワイン(笑)
美味しかった、ご馳走様。



…リヴェンジなトマトクリーム・スパゲティ(笑)
そうそう、このクリーム感だよ!
ハンバーグが有ったのでON。わたし、見掛けによらずお子様舌なのでハンバーグが大好きなのだ。
故郷の母の作るハンバーグに適うものは無いと未だに思うが、それとは違う方向性で昔々に中目黒のビストロでご馳走になった殆どユッケ状態までベリーレアな牛肉ハンバーグが物凄い美味だったな。店の場所を忘れてしまったのでもう食べられないのだけどね…



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March 08, 2012

死闘

作業前の晩餐、今日はトマトクリームのスパゲティだった。




随分前に仕入れたベルばらワイン(赤)やっと開けた…撮影が一区切りついたら飲もうと思っていたのだ。
ワイングラス行方不明の故、戴き物のメルヘンなグラス(笑)

ラベルの「美しき軍神」は理代子先生のイラストのなかでわたしが一番好きな絵なのだ。宝塚版プロローグの書き割りでも確かこの絵が使われているよね(笑)
赤ワインがアントワネット様でなくわざわざオスカルのラベルだったので、これはきっと味が重いのだろうと期待したが考え過ぎだった様子…予想に反してすっきり飲み易いお味。
以前ベルばらワールドで販売されていた木箱入りのワイン(パワーアンビシャスでは今もあるのかも?)は、ちゃんと赤ワインがアントワネット様でオスカルは白ワインだった。そもそもこのイメージはタカラヅカ効果だろうが。
赤ワインとベルばらと云えばやはり心中未遂か。因みに「そのワインには…毒が入っているんだっ!」と告げてしまうのも宝塚版だけだが、そこで絶望せず「そんなに深く愛してくれていたなんて…」と逆に燃えてしまうオスカルはやっぱり乙女で可愛い(笑)


…って、
今回は別にワインの話メインじゃないのだ(苦笑)

この晩餐にありつく迄に、わたしは真夜中のキッチンで死闘を繰り広げる羽目になっていたのだよ。

パスタソース…実は最初は茸クリームを作り始めていたものを「赤ワインに合わすならばやはりトマト系では?」と途中で思い直したのが事件の始まりさ。

棚にあったトマト缶、こいつを入れたらトマトクリームになるだろうと蓋を開けようとしたのだが、引っ張ってみたらタブが抜けた。
缶切りが無いので開けられず…
仕方なく、もう1つストックしてあったトマト缶を手にする。

今度はそぉっとタブに指を掛け、
優しく優しく…引き上げる!



が……!!?

き、貴様もかっ(苛)



なんとまたタブが抜けた。何故だ!

おいおい、もうソースが煮立っちまうぜ?どうしてくれる?
(諦めるという選択肢は無い)

トマト野郎の挑戦的な態度にすっかり苛立ち…
わたしは、咄嗟に手近にあったキッチン鋏で思わず一撃!
風穴を開けてやったのだ(微笑)

ここから怒涛の反撃。
キッチンにこだまする鈍い金属音、
酸味を帯びた血飛沫がスーツを紅く染める、
そしてまた金属音…
一撃、また一撃…

最期、もはや成されるがままの敵に刃を立ててこじ開け、鍋に注いだ時の優越感といったら無かった。

あまりの嬉しさに調子に乗り、1缶まるまる投入したらクリーム感がまるで消えたが(苦笑)これぞ勝利の味。

スーツを丁寧に拭いて、さてゆっくり味わおうと皿を食卓へ運ぶ。
ふと、右手に紅い液体が付着していることに気付く。
こんなところにも血飛沫が?と、ソレを舐めてみる…
……え?


リアル血!!?


先程の格闘で負傷していたのだ。親指ざっくり…うわぁ……
人間とは不思議なもので、血を見た瞬間に痛みを認識するのだな(苦笑)
そして痛みに悶えるわたし…

うぅぅぅっ、
相討ち、か……

軽く落ち込みながら、スパゲティを戴いたのだった。



わたしと死闘を繰り広げた敵のトマト缶、そして負傷した指。
この小さな傷口で制することが出来たのは、奴がダイスカットだったからだ(笑)

とりあえず、
缶切り買おう…



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March 07, 2012

撮影

6786347a.jpg


屋内撮影、第一段。

スタジオに入った瞬間、なんとも賑やかな美少女ヴォイスのアニソンBGMに目眩(苦笑)
此処は普段はコスプレ撮影会などで使われる場所なのだそう。
何だかやたらとサービスがよくて驚いた。メイクルームには化粧台がきちんとあつらえてある他、ヘアスプレーやらドライヤーやら、ここまでならまだ分かるが厚底靴数点とウィッグ数点まで「ご自由にお使い下さい」と備品扱い。紅茶のティーパックや何故かトースターもあり、おまけに喫煙可能。三脚&照明も(わざわざ持って行ったのに)ばっちり完備してあるのだ。
小道具も無闇と充実。アンティーク調な部屋を取ったのだが、燭台に本棚いっぱいの古書にチェス盤だのヴァイオリンだの模造刀だの、今回は使い道無かったけれど。
素晴らしい、手ぶらで撮影来れるじゃん…小劇場の楽屋もこうなら良いのに!
ふーん、コスプレ文化も最早日本の経済を支える立派な娯楽のひとつとして保護される時代なのか、とかなんとかしみじみしつつもカルチャーショック(笑)

出演者がメイク&着替えの間、わたしはせっせと家具の配置を変えてみたり照明チェックをしたりと部屋をセッティング。

舞姫nouriahさんから撮影開始、相変わらず素敵です。他の出演者がメイク中だったのでサシ撮影?だったのだけど、1人で観客になった感じでカメラ回しながらちょっと贅沢気分(嬉)

続いて前回の撮り漏れなど…室内で無理矢理雪を降らせたり蝶を飛ばせたり。
アイデアとアイテム次第でアマチュアとはいえなんでも出来てしまうのだよ、ふふふ(微笑)

最後に、微妙に出演。
数年ぶりに口にする台詞らしいものに苦戦。
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※眼鏡なわたし&鏡の中の夢月姫嬢※
なんか悪企みをしていそうな眼鏡だが(苦笑)思い付きで撮ったわりに結構気に入っているアングル。

想定外なことが起こった為に、また今回も見送ったSceneが数点…
撮影増えてごめんね(業務連絡?)
とりあえず、平行で少しずつ編集作業に入ります。
根暗なもんで、部屋にこもって独りでカタカタ編集している時間が一番好きなんだよなぁ(笑)
まずはデータ変換…

皆さんお疲れ様です。


※舞台劇の出演者募集しています※
ちょっぴり気が進まなかったのだが、大々的に募集情報出しました。
blogトップにも詳細載せてあります。

昨今うちみたいなお耽美劇団が少なくなってきたせいか応募も減りましたなぁ…旗揚げ当時は、物珍しさからか結構な勢いで応募があったのだけど。
謎めいているので敷居が高いとは言われるのだが、今回は条件良過ぎてびびられてるのかな?(苦笑)
新たな出逢いを期待して、ひとまず様子をみるつもりです。とはいえ決定次第締め切るので、迷っている方は今がチャンスですよ。

ご応募お待ちしております。



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March 01, 2012

新風

もう3月に入ってしまったのか…


なんとなく好転しないかと待機してはみたものの、
今迄のままでは色々なことが追い付かないので、
此処でもう変えていかなくてはならない。

相変わらず風邪気味だし、
一昨日〜昨日と恐怖なことが起こってテンションがた落ちだったがな!(苦笑)
逆に、いい具合にわたしが自棄になって暴走し始めている気もする。
だんだん無敵になってきた(気がする)。

もうね、
気持ち入れ替えてどんどん手を打っていかないと間に合わん。



…そういえば、
11f5ed89.jpg

先日、髪を切った。
リタッチのついでに少し色も明るくしてみたよ。

気合い入れで切った訳じゃなく、撮影用に整えようと思ったのに切り過ぎたのだ(苦笑)
そしてまだこの髪型のセットが巧くモノに出来ないのだが…

顔に肉が付いたのが目立つなぁ、痩せよう。



せっかく早く眠れそうだったのに、
とち狂って店のサイトを更新していたらこんな時間になってしまった。

ずっと企んでいたギャラリーの設置を遂に完了!
今更、年末のショウの写真とか大量にアップしてみる。
よろしければどうぞ、ご覧下さい→【エル・ド・ピエロ】HP

1枚1枚に透かし入れてたら地味に時間掛かった!
ちなみに、何気に気に入ってる1枚はこれ↓

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悦ってるというか、イイ表情でしょう?(笑)

アキラ氏に感謝。


…他に片付けないといけない事がたくさんあったのだが、ちょっと息抜きになったかも。



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