February 2013

February 26, 2013

疲労

週末の疲労を引きずり気味…

青い夜に、唇を押し付けられたまま、
螺旋階段から落ちていった。
夢を見ながら、夢だと気付いていた。
けれどその唇はあまりに熱く、あまりに生々しい感触。怒りを帯びていたようで、なんだか怖ろしく、抵抗する気力を奪われてしまった。
落ちて、石畳の上で踊らされ、またふわりと浮かんだり…
一面の青。
月光が印象的な夢だった。

このところ、楽しい感じの夢が続いていたのだけど。これはなんだか不思議だったな。
30分程の仮眠のなかで、10分おきに目覚め、再び眠る度に違う夢を見たのだ(笑)
またどこかの劇場の夢、もう1つは忘れた。
凄く疲れる仮眠だった…


《by livedoor pics》


蒼い夜の静寂(しじま)を縫って、傀儡(くぐつ)達の空虚な嘆きが聞こえる。
処刑台の様にうなだれる見るも怖ろしい大木のもと、逆巻き返す風に揺すられ力無くそよぐ麦穂にも似て…
哀れな傀儡、目前に拡がる安らかな闇を見ず。朽ちる恍惚に抗い、苦しくも鮮やかな回想を日々の糧に。

(台本が出てこなくてうろ覚え…)


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February 25, 2013

稽古

LIVEのあと、ちょっとした集まりがあって直行したが。結局朝まで飲んでややグロッキー(苦笑)
美人さんが沢山居る席だったので、なんとか気力がもったけれど。


やめておけば良いのに、つい部屋で映画を観てしまい睡眠時間を削る…


そして仮眠ののち、昼から基礎稽古。
流石にテンション低く申し訳無かったが、食事休憩を挟むといきなり元気になるわたし(笑)
なんて単純な身体だ…

新人さんに、8月の脚本(途中)をテキスト代わりに稽古を付けてみる。
本稽古が始まってしまったら流石に此処まで丁寧なことは出来ないと思うので…わたしにとっても今は凄く幸せな時期だと思う。
彼女からしたら、6時間もわたしとマンツー稽古は怖いかもしれないが(苦笑)
全く素人という方に稽古をつけるのは実はわたしは初めてで、最初は正直どうしてくれようか不安もあったが。(まぁ、初期の夢月姫嬢も「人間の歩き方」からレクチャーしたのだけど/苦笑)
まだまだ思うところはありつつも、見違えるほど良くなってきたよ。座長感動。
今後も頑張って欲しいですね。
わたしも…負けていられないな。


で、そのまま三日月バビロンの稽古場へ移動。
稽古ハシゴとか…豪華ですね、軽くウルウルしてくるぜ(苦笑)色んな意味で。
此方でも若手さん達のフレッシュな姿を拝見し、楽しくなる。
良いなあ、若い役者さんが多いとやはり活気があるよね。
テンション上がっちゃうじゃないか(笑)名実共におっさんの仲間入りしそうなわたしには、眩しい光景でありました…

稽古後、劇団員さん達と一緒に食事に行ったりして。
勝手に小料理屋のカウンターでのドラマを妄想してみたり。
櫻木さんと酒の話になり、ジンがお好きということでわたしの大好きなジンを是非お勧めしたかったのだが、名前をド忘れして言い出せなかったというね(苦笑)
製造ウンチクだけは覚えていたので、帰ってネット検索した。またの機会に…


充実した一日。
城へ帰り着き、また、やめれば良いのに無駄にやる気が出てあれこれ作業…
そう、これが稽古場マジックという現象さ(苦笑)



《by livedoor pics》

年数だけ「フレッシュな」頃の朝霞(約9年前)
中身に大差なし…


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February 24, 2013

邂逅

原宿アストロホールにて、
「哲学の破片 第九章-邂逅相遇-」参戦。

この会場10年振りくらい…ちょうど今頃の時期に、Klaha氏のワンマンLIVEに行った記憶が。早めの花見と言っていた桜色のシャツと衝撃のサザエさん(笑)未だに覚えている。

2013-2-23webflyer350

「哲学の破片」シリーズも、9回目…
今回はゲストで、またしても間を置かず再結成なSchwarz Steinが登場という事で。これは行かねば。
Hora君も回復したようだし、こんなにLIVEやってくれるなら各々の活動と並行でもはや「復活」で良いのじゃないかとすら思うが(笑)
新曲つくって欲しい。

ゲストということで持ち時間が短いせいか、凄く飛ばしていた気がする(笑)暴れる曲多め。
しかしそんな中でも、しっとり歌い上げてくれた「transient」は、度々話題にもされてきたがMana様が彼等をプロデュースするきっかけになった曲だそう。この曲はKaya姫も相当思い入れが深いようで、以前から季節問わず必ず演奏されてきたが、やはり冬に聴けたのは凄く嬉しい。
あ、姫のウィッグは去年のよりもボリュームが良い感じだった。全体的に素敵な狂いっぷりも。
Hora君も去年よりキャラが思い出されてきた感じで(笑)しかし、昔に比べるとかなり柔らかくなったよなあ…
ラストはお馴染みの「New vogue children」大合唱で。


続くMoi dix Mois…
ちょっと久々かも。10周年であんなにLIVEをやりまくってくれていたのに、実にタイミング悪く都合の付かない日に当たっていたので(泣)

K氏の誕生月ということで、サプライズがあった。厳ついが結構お茶目だよな、嬉しそうだったよ。
余談だが、昔、知人の案内で観に行った芝居に氏が観客で来ていて喫煙所で隣になった事がある…
出演者の知人だったそうで、わたしの客演先にもすれ違いで居たらしいが。
オフでも一目で分かる位そのままだった、あの長身で赤髪はそうそう居ないからな(苦笑)怖くて話し掛けられなかったが、もし声掛けていたら意外と普通だったのかも。

MCでは、Schwarzとの出逢いについてなど少し触れつつ。
「Immortal Madness」では、Kaya姫に肖って「声を頂戴!」の煽りが入ってみたり。

Mana様、相変わらず麗しかった。「Solitude」はいつ観ても…可愛い(笑)今回も、満足。
ご本人も大変盛り上がっていた様子で(無表情だけど)、幾度となくjeune filleが客席に投入され、この方も久々にダイブするのではとちょっとハラハラしたが(笑)大丈夫だった。しかし、投げ入れた楽器が非常にスムーズに舞台に返るあたり、ディストの皆様は本当に行儀が良いと感心してしまった。


アンコールにはSchwarzも再び登場。
Mana様とHora君がお互いの楽器を交換してさげている図がシュールだった。意外と似合っていたのも(笑)
全員で「Deus ex Machina」を演奏。最後にこれを持ってくるとは…!
Kaya&HoraがMana様と熱い抱擁を交わしてはけていく、なんとも微笑ましい雰囲気で終了。


良いLIVEでした。
懐かしい感覚が蘇るような、若返るような?(笑)
血が騒いだね…

来月のチケットも既に入手済なので、今から楽しみ。バースデイLIVEを観に行けるの数年振り!
MdM初期メンバー召喚との事で、此方も若返ること必須だろう(笑)



Moi dix Mois official site
Mana様blog [Monolougue†Garden]
Kaya姫blog [廃退的耽美論]
Hora君blog

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February 23, 2013

会合

曖昧な誘惑に満ちた季節、である。
気持ちのままに運ぶならば、例えば遠くに行きたいとか、例えば美味なるものを得て過ごしたいとか、いくらでも…欲は尽きない。
しかしそれが何を意味するか、何を意味させるか巡らすと、
わたしの思考は途端に現実に引き戻され、身動きが取れなくなる。

ただ、欲のままに動くこと。
…嫌悪感すら覚える。

ならば独りで良い、という結論に行き着く。
ただ自分だけの思うまま。動いて、得て、それが気楽なのだという…
ますます難くなってしまったようで、他人が面倒になってきた。
こうして己というものは、褪せて剥がれて逝ってしまうのだろうか。



…という内容の、
未アップ記事(おそらく途中)を発見した。
酔っていた…の?まるで記憶に無いが、面白いのでそのままアップ(苦笑)
相変わらず気分は引き籠もり週間なのだが、どういう訳か出歩く予定は増え、なんだかんだ人とは会っている。
タイミングの問題なのか?


今夜は、最近仲良しな中年男子と朝まで飲み語る。
延々とサザンの流れるレトロな店で、モダン焼きをご馳走になる。嗚呼、横濱…
辛子高菜が、やっぱり食べられない。アルコールが入っていたら大丈夫かと思ったけれど、どうしても辛かったのだ(泣)

…苦い話から甘酸っぱい話まで、色々と。
楽しかった。
非常に、楽しい酒でしたよ。
ここ数ヶ月、やたらと中年男子(脳内少年な中年男性)の方々と気が合うように思うのは、blogにも再三書いている対価や情熱の話がぴったり出来るからかもしれない。重ねて、わたしの正体を知っている人とはバカ話も出来るので(笑)気楽なのである。

畑の違う人との会話ほど面白い。
皆思うことの根底は同じなのだけどね…

明日(もう今日)は、楽しみにしているイベントの為に予定を全てキャンセルしたのに。
結局その後に更なる大親睦会に参加することになってしまった…
致し方無し。
とりあえずわたしは緩い感じで居ようかと。余計な発言をしてしまわないように(墓穴掘って仕事が増えると困る/苦笑)
…ね?


《by livedoor pics》


わたしの懺悔を聞いてくれ。
…1kgリバウンド(凹)
明日は鍋らしいが…調子に乗って食べ過ぎないようにしようと思う。


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February 20, 2013

接続

とりあえずコードだけ新しく買い換え、折れたジャックが詰まりっぱなしのとこもありつつだが、なんとかプロジェクターに接続出来てDVD観れた!
いつもと違う壁に映してみたが、なかなか良い。ベッドに転がりながら大画面で映画が観れる…贅沢だな(嬉)
ふてくされて昨晩半分食してしまったハムとワインの残りを頂きつつ…
決して広くはないわたしの部屋の奥行きを最大限に活かし、壁一面使って「アマデウス」観た。
凄い満足。



…有名なので特に説明しないけど。
しかし「大画面で観たい迫力のある映画」で、アクション等ではなくこれをセレクトするわたし(苦笑)


前記事に、数年振りにレンタルショップに行った話を少し書いたけれど。
わたしが思うDVDレンタルの最大の難点は「作品が選び辛いこと」だ。
あのね、当たり前だけどDVDのパッケージって薄いでしょう?
背表紙にドラマが無いんだよ!(笑)
綺麗なデザインの背を見て、知らない作品を手に取る…というのがVHSではあり得たのだが、DVDとなると余程タイトルに惹かれでもしない限りそれが無い。結果、このように知っている作品を借りてしまうという(苦笑)
新たな出逢いが無いのだよね。
しかも、どうでも良いが最近の洋画の邦題って馬鹿に長いやつ多くないか?「〇〇で〇〇な物語」とか「〇〇が〇〇な理由」みたいな感じの文章になっちゃってるやつ(伝わってる?)。あれ、センス無いよね…宣伝効果はあるのかな、わたしは全く惹かれないのだけど(苦笑)
狭い背にそんなもの長々書かれて、それがズラッと並んでいる図はなんだか疲れる。
…って、どれだけ気力が無いんだわたし?
初心者ですから。

そして、思っていたよりも遥かに安価なのに心底驚いた。
こりゃあ映画館へ行く人も減る訳だな…
かく言うわたしも、ホームシアターで充分に満足するけれど。
良さはそれぞれ、か。



元気。
非常に元気だけど何だか独りになりたい週間(病んでないからね/笑)に入り始め、急用以外の連絡がだいぶ放置気味。
申し訳無い…
賑やかな事も嫌いじゃないが、本来引き籠もり体質なので、程々の孤独が無いと疲れてしまう。


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February 19, 2013

調整

とりあえず、あれこれ片付けてすっきり。
月末からはまた新しいあれこれが始まるが、それまではまったり過ごす(予定)。


またしても、
最近のまとめ…

◇◇◇

何年振りかに、青汁飲み始めた。
凄い…美味しくなってる!青汁って昔は罰ゲームの定番なくらい、つまり不味かった訳よな、信じられないくらい美味しくなっていて感動。思わず雄叫ぶ。
粉末の青汁をオレンジジュースで溶くのが最近のお気に入り。
ついでに、流行りの酵素(粒)も始めてみたよ。
通販で仕入れた筋肉増強グッズの数々も届き、来週からは更に筋トレメニューを増やす予定。
健康になる!
そして美しい筋肉を手に入れるのだ!

◇◇◇

整体へ行き、数ヶ月振りに担当先生に巡り会えた。カードに名前と出勤日を書いて貰ったよ(笑)これでもう大丈夫…二度と忘れない…
やっぱり良い、荒いんだけど(苦笑)翌日が楽。

◇◇◇

お気付きかもしれないが、blogデザインを変えてみたよ。
ほんのり春らしいでしょう?そんなこと無い?(笑)
宣伝用のameba blogもほぼ同じデザインに。尽々勝手が分からず手間取ったけれど…
あんまり何もなくて怪しいので、プロフィール欄を全部埋めておいた。ああいう質問形式のやつ、苦手なのだけどね…だって面白いこと書けないんだもん(笑)本気で答えると見る人が引くので、適当にやっておいた。

◇◇◇

ゆっくり過ごせる夜、
たまにはPCでなく大きな画面で映画を観ようと…
せっかくなので臨場感ある映画を!と、わざわざ数年振りにレンタルショップまで赴いた。当たり前だが今はもうVHSでなくDVDを借りる場なのだよね?システムが分からなくて他の客を凄い観察してしまった…ワインと美味しい生ハムまで買って、部屋でプロジェクター(劇団用)をセットし、さてプレイヤーを繋ごう!として、気付く…
接続のジャックが折れていた。
嘘?!!
先日接続した際に壊してしまっていたらしく、プレイヤーに折れたジャックの先端だけ刺さりっぱなし…これ、まさか、プレイヤーごと買い換えないと駄目?(苦笑)
色々無念だ…泣きたい…

◇◇◇

また夢を見たが、
どうして最近わたしの夢に登場する動物はみんな実物よりちょっとサイズが大きいのか?(笑)
今回はリスが出てきた。
ふわっふわの肥えたリス。
いかにも構って欲しそうに袖口をカリカリ噛まれた、愛らしいけれど…服に穴が開くからやめなさい!(苦笑)
大柄なリスを背負いながら雑貨屋へ出向き、良い薫りの石鹸を2つ買った。淡い青と淡い赤の石鹸。
そんな夢…

◇◇◇

何かから逃れたい時、気分が不安定な時、
「あの薫り」を求める。

ただの悪癖の様な気さえしてくるけれど…再び、病み付いてしまっている。
なにを経ても、どうしても、これがただわたしの精神を落ち着かせるものらしい…
此処から逃れることが、またわたしの課題になりそうだ。
今一度、奮ってみたら?なんて幻想を抱くことも最近はある。夢にも見る。
けれどこの想いは、綴じたままの方がきっと美しいのだろう。
Loves you…
「不滅の恋人」の、薫り。

◇◇◇

ユンケルに落ち着いていたら、
不意打ちでテキーラを差し出される(苦笑)
何となく引き受けた仕事が無闇に評価されたりする。
これ以上、ポジションが増えなければ良いなと心底願うこの頃…劇団以外で他人に頼られる場は嫌だ。
しかし、諸々の旨みを思うとうっかり良い顔をしてしまう営業気質が辛い。
素人の振りを通していたのに…もう無理…


色々あった訳。
しかし充実しつつ、亜鉛タブを飲みつつ…なんとか健康っぽい。


《by livedoor pics》
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縫いぐるみと戯れちゃうわたし(笑)


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February 13, 2013

完了

ひとまず、blog記事が数年振りに全公開。
検閲終了。
過去記事がだいぶ…読む人を不快にさせるのじゃないか位、わたしが毒吐いたり病んだり、コメント欄が荒れていたりしたので、チェックを入れて公開することにした訳だ(苦笑)
なかなかテンションが下がる作業だった…

このblogも7年目だが、
衣装縫わなくちゃ、脚本書かなくちゃ、鍛えなくちゃ…とか、病んでる以外は書いてる内容がだいたい一緒でなんだか可笑しい。
文体も殆ど変わらないし。
わたし、成長していないのか…


昨日に引き続き、うっかり望みのものが手に入る奇跡が起こる。
財布を忘れて出掛けてしまい、煙草が買えずに困っていたら、うっかり臨時収入を頂き事なきを得る。
疲れたな、と思っていたら割とレヴェルの高いユンケルを頂く。
なんだか段々凄くなっていないか?(笑)
ここは流れに乗じて、今一番欲しいアレを、今一度強く念じてみよう!

…役者が欲しい!

どうだ!(笑)
もう募集フライヤーも全部はけてしまって(2000しか刷っていなかったので)、とりあえず今は待ち状態なのだ。
明日あたり応募が…あったりしてね。


《by livedoor pics》
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おそらくblogヘッダー用に撮って結局使わなかったやつ。
一昨年くらい…?
この時のわたしは、一体何を目指していたのだろう?(苦笑)


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February 12, 2013

奇跡

またイルカの夢。
海外沿いの道路から、輝く海を眺めていた。暖かくよく晴れた日。
波間に煌めいた姿に思わず声を掛けると、なんと彼らは大きくジャンプして崖を登り、わたしの近くまでやって来くると愛くるしい眼差しと鳴き声(?)を投げてきた。
光の反射なのか、水色のような薄紫のような不思議な色をしたイルカ…5、6匹居たかも。
とりあえず撫でてみた。

目まぐるしく展開した夢で、あとはモチーフだけしか覚えていない。

船の中の茶色いレストラン、人形のような少女が食べていたクリームたっぷりの大きなタルト。
わたしも子供だったのかもしれない。迷子だった、どの店に行っても同じ店員が居た。
やっと母らしき人と遭遇するが、何故か唐突に別れを告げられ動揺して泣く。

山奥のペンションから窓の外を見ている。岩肌が煌めいて美しく、外に出て見てみる。
溶け出した雪が水になって流れているのだと誰かが教えてくれた。

相変わらず脈絡ない夢だな(苦笑)

◇◇◇

ふと想うものがうっかり食べれてしまう不思議な日(笑)

昨晩、飲んで帰る途中に無性に温かい紅茶が飲みたいなんて思っていた訳だが。
部屋を開けたら素敵なアールグレイ臭に迎えられ、何事かと探ると缶の蓋がズレて香りが逃げていたのね(苦笑)
で、紅茶飲みつつ、お茶請けにチョコレイトみたいなものとか食べたいなんて思ってみるも、寒いので買いに出るのを断念。そのまま寝た…
そしたら、今朝稽古場でチョコレイト頂いたのだ!世間はヴァレンタインとかいうやつね。

チョコはゆっくり紅茶を淹れながら夜食べようと、部屋へそのまま置いてまた出掛けたのだけど…
電車に揺られながら、やっぱり甘いものが食べたくなってきて少し後悔したのだった(苦笑)
何故か思い浮かんだのが夢の中の少女が食べていたタルト、あれ美味しそうだったな…というかお腹すいてきたから何か温かいものもとりあえず食べたい…
とかなんとか思いつつ辿り着いた先で、ホワイトシチューが出てきた!今冬初かも(遅)シチューって出されない限りなかなか、母の作るホワイトシチューが美味し過ぎたのでよそでは進んで食べないのだけど(笑)
そして、HARBSのケーキまでお裾分けされちゃう。チョコスポンジのショートと…なんとクリームたっぷりのタルト!
えー?!!
まさに、夢の中のあの少女の食べていたものにそっくり。苺が詰まった大きなクリームタルトである。
これには驚いた。

地味に奇跡を起こした気になる、そんな今日。
何かもっと、欲張って念じてみたら良かったのか?(笑)いや、きっと欲深い願いなどイルカは叶えてくれないのだ…

《by livedoor pics》
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February 11, 2013

同志

夕方頃に目覚め、ベッドから起き上がろうとして両膝の痛みに悶える。
劣化…か?
油を差さなければな(苦笑)

そんな調子で脚を引きずりつつ出掛ける。
友人紳士と久々に食事へ…徒歩圏内に住んでいるくせに1年以上会っていなかったとは。
最後に会ったのは向こうが入院してた時の見舞いかも(苦笑)
何年も借りっぱなしだった映画のDVDをやっと返却!


そうそう、
わたし何故かマダム受けが良いのは自覚していたのだけど、実は中年男性受けも良いらしいことに最近気付く。基本的に目上の方に可愛がって頂ける生物ということなのかもしれないが、男女では朝霞ルイの見え方はだいぶ違うようで…
ここ数ヶ月無駄に仲良しな別の中年男性曰わく「同級生と話しているラフさがある」と言われたりする。え、同級生?
妙なダチ感があるそうだ(笑)親しみ易いという意味か?まぁ、良いか。


そんなこんな、紳士とやたら従業員の活きが良すぎる魚料理の店へ。
着席しようが乾杯しようが、いちいち暑苦しいくらい従業員が掛け声(?)を入れて盛り上げてくれ、楽しいような若干恥ずかしい。

別のテーブルにあって気になって頼んでみた、こぼれ寿司。
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此方もノリノリ(笑)
流石にスプーン貰った、箸で食すのは厳しい…

なまこ酢やらあさり蒸しなど頂いたが、そういえば魚専門なのに寿司の上のトロ以外「魚」食べてなかった!(笑)
お互いあまり食べないので、殆ど飲んでいた。

…で、
近況報告、最近観た映画の話、そして前記事にも書いた「対価の話」や、それに対する「自覚」の話をしたり。

彼は、長年大手ゲームメーカーの企画に携わっている方で、去年は大きなプロジェクトに追われて忙殺されていた様子。居酒屋でわたしとバカ話してる場合じゃないくらい偉い人なのだよ、多分(笑)

とはいえ、話を聞いていると、業種はまるっきり違えどこの方も同じ悩みというか病というか?を持つ仲間だなと毎度思う。
ゲームセンター等に現場監督として駆り出されることも時折あるそうで、その図は小屋入り中の劇団にもなんだか通じる。
チームのリーダーとしてやってきている彼だが、部下には自分に刃向かうくらい勢いのある人間になって欲しいと言うそうだ。
そうまで言うと少し大袈裟だが、わたしも脚本家としては脚本が自分から離れる瞬間が一番楽しい訳だ。
部下が一人立ちして「自分の仕事」が出来るまでになる、役者が役をモノにしていく…縮図のようで。
仕事を「こなす」人間から、仕事が「出来る」人間に成長する過程。
仕事も芸術も、やり方を教えるというのは本質的な部分では無理なのだ。
例えば芝居の基礎稽古。声の出し方や動き方の訓練法、感情表現の理屈くらいは他人が教えられるだろうが、それだけ出来たら芝居が上達したりファンが沢山出来るかといえば、違うのである。基礎以降、それ以上は各々自分に合うやり方や方向性を探っていかなければ成長出来ない。
基礎は大切だが、基礎でしかないのだ。

当たり前のことのようで恐縮だが。
その手の話は感覚の近い人間相手だと尽きないものだ。
「そう!そうなんだよ〜分かる分かる!」ってな、お互い。完全にオヤジ飲み会だった(笑)

しかし楽しかったな。


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February 10, 2013

対価

芸術活動と、その対価、人々の感覚について考えるこの頃。
纏まり悪いですが、どうぞ。



例えば、日本は映画のチケットが他の国よりも高い。
日本の映画館では大人1800円が通常だが、これはアメリカやヨーロッパに比べると2倍近く差があるそうだ。
別にこの値段設定は「映画館へ足を運ぶことがそれだけ価値のある行為」という意味でもなく、単に馴染みが無いだけでそれだけの額を取ってしまっているのじゃないかと…映画オタクだった学生時代から不満だった。
今では劇場公開〜DVD化のサイクルも非常に早まり、わざわざ劇場へ行かずとも数ヶ月待てばレンタル屋で何百円かの値段で観れてしまう。ならば安直に大半の人が手軽でお得な方法を取るのではないだろうか?
スクリーンの臨場感に欠けても、劇場へ向かうわくわく感がなくても、少し待って自宅で観た方が良いと思うかもしれない。
映画館離れが進む→「ヒット作」が出来ない→質の高い作品を製作することが困難になるという悪循環にも繋がるのでは。直接作用しているかは謎だが。
これは音楽業界にも似たような現象があるでしょう、CDが売れないという問題が騒がれている昨今。


映画や演劇、音楽、美術作品など…
芸術含めエンターテイメントに「値段を付ける」というのはとても難しいことである。
何故なら、人間の感覚(金銭感覚、美的感覚)は十人十色全く異なるもの。

うちの劇団のチケット代は基本的に1枚2500円前後だが、それだって高いと感じる人も居れば、安いと感じる人も居るだろう。何故2500円という値段になるか?小劇場演劇の相場も視野に入れつつ、予算(劇場使用料/稽古場使用料/衣装代/道具代など必要経費)から劇場のキャパに合わせた来場予想を立てて割ったおよその額に過ぎない。
では、そういう意味で云うなら「役者やスタッフの熱意や努力」なんてものは数字としてチケット代には殆ど含まれていないことになるか?残念ながらそうかもなぁ(苦笑)
無論、わたしに関して云えばギャラの為に芝居をやっている訳では無いので例え赤字になってしまってもチケット代もそれは構わないと思っているし、出来ればその額以上満足して帰って頂けたら良いと思ってやっている。
だが、その2500円すら、一緒に芝居を作る者のなかでも、お客様のなかでも、非常に様々な捉え方がある訳だ。その話も語り出したら長そう&なかなかダークなので別の機会にじっくり…

アートが軽んじられている!なんていうと随分大それた物言いだが。
形の無いものにお金を掛ける価値、というのは他人にどう説明されてもやはり自分で体験しなければ備わらない感覚なので…
では、例えば美術展や舞台を割引や無料開放して親しんで貰おう!とかいうのもまた全然違う話で、寧ろ逆効果にも思える。3000円のチケットが1000円になったら、同じものを見てもお客様からの価値はやっぱり1000円でしかない。元がしっかりした感性の人でなければ、1000円分しか吸収しないままその人は帰るでしょう。
その辺は定価で、自腹でなければ意味が無い。習い事だって自分でお金払わないと身に付かないと言うじゃないか、小さい頃に親のお金で無理矢理通わされた習い事は今でもきちんと身に付いていますか?(笑)そういう事だ。
あ、学割は大賛成ですよ。これは次世代への投資。

小劇場すら2500円、大きなホールでミュージカルを観たら10000円そこそこ、オペラやバレエを良席で観るならもっと…
舞台ならまだ分かり易い。美術品は(あまり詳しくないけれど)もっと複雑に、作家の知名度や年代なんかで変動したら、それこそ素人目にはさっぱり分からない世界になってきてしまう。
馴染みの無い方には「高い」と思われてしまうのだ。
しかし、それだけの価値を持って付けられている値段であり、妥当なのである。


少し話がずれるが、以前或るウイスキー専門店で働いていたことがある。
基本的に珍しい高価なものが多い店で、カジュアルなBARだと思ってふらりと入ってきた人はあまりの真剣さに驚いてしまう程(苦笑)
そのぶん勿論美味い酒しか置いていないのだが、残念ながら味云々は飲むまで分からないからね…ウイスキーが詳しくない人は銘柄だの年数だの、そんなものだけ聞いても興味沸かない訳ですよ。
某歌劇団のトップスターだったという元女優さんがオーナーなのだが、この方のセールストークがとにかく素晴らしい。猛勉強をし、海外まで買い付けに出向いて1本1本のボトルに本気で惚れ込んでいるそのトークは、なんだかもう物語のようで、歴史から製造の裏話まで分かり易く語ってくれる。その話を聞くだけでも価値があると思わせる程。
最初は気迫に圧されて注文してしまったというお客様も、よく分からないけどトークに惹きこまれたお客様も、結果満足して帰るという。きっかけさておき、飛び込んでみるのはまず大事。それではまって遂に自宅でウイスキーやグラッパなんか作ってしまう凝り性な方もいたので(笑)
で、バーテンダー達はオーナーのように滑らかに語りたくて教本買って勉強したり、話をこっそりメモったりするのだが、流石に味の説明まではやはり実際飲んでみなければ自分の言葉では語れない。そこに勤めているからといって「勉強の為に一口ください」というのは駄目で、自腹で飲んでごらんと言われる。「自分でお金を払って初めてちゃんと価値が分かるよ」と、同じこと言ってますね(笑)

とりあえず、経験。
きっかけはなんでも。
舞台だって、知人が出ているからなんとなく観た芝居で、面白さに取り付かれて色々と他の舞台を観に行くようになることもある。好きな役者が出来て追いかけながら通うこともある。
1時間そこそこの芝居に2500円?と渋々観に来たとしても、良いんだよ。帰るときもそう思われていなければ(苦笑)

作り手も、なにも常にせこせこ値段を意識している訳じゃないのだが。
ギャランティ、役者ならチケット代、会社員なら給料、仕事への対価、これは=責任の所在を分かり易く示したものだと思っている。
わたしは思考が水商売的なのもあって(苦笑)新人さんや歴の浅い方には時折お金の話をする。
いやらしいと思うかもしれないが、お客様が時間を割いてお金を払って貴方を観に来ている、その事実は変わらないという話。
お客様の払った額だけ貴方が頑張りなさい、という話ではないよ(笑)微妙な言い回しにはなりますが。
人間なので多少意識したとしても仕方ないが、そもそも努力への値札は芸術への値札付け以上の困難を極めると思われ。


同じ「2500円」という話で云えば…
わたしは、或るショウ・レストランを手伝いに行くことがあるが、そこのショウチャージも2500円。何度もショウを観ているわたしからすればこの設定は正直かなり手頃かと思っていた。
有名テーマパーク出身のダンサーさんやテレビにも出るような芸人さんが日替わりで出演している店だが、これも宣伝すると「高い」と言われる。これには驚く…
しかし、では「いくらなら妥当と思いますか?」と問うも、遊びに行ったことも無く相場自体分からないのだ。なのに頭ごなしに高い高いと言われては堪らない。
とはいえ「お代は見てのお帰り!」という訳にもいかないからね(苦笑)路上パフォーマンスじゃないので投げ銭って訳にもいかんし。学生さんの芝居なら未だにあるよね、カンパ制。それこそ様々な感性が垣間見えて面白そうではあるけれど…店では無理!

微妙な立地にある為か、新店で知名度が無く客入りがままならない日もあるので、見るに耐えずここは元ボーイの腕の見せ所と言わんばかりに(笑)頼まれてもいないのに、或る日看板片手に発声がてら呼び込みに出てみたのだ。
が…声を掛けて下さる方に説明しようとするも皆さん露骨に値段の話をするのに面食らう。
景気も悪いからな…しかもわたしの風貌怪しいし(苦笑)警戒するのも分かるけど!
しかし、多少強引でもご案内した方は盛り上がり、後日会社の人を連れてリピートしてくれたり、ワインを追加注文して出演者に振舞ってくれたり…結果そういう事。楽しかったらお金を使う、というのがダイレクトに分かる。
勿論此方も、楽しんで頂ける自信があって宣伝しているし。

ところで、会社側が苦肉の策で放出した激安クーポンもこの店には存在するのだが、それらでいらっしゃる方は殆どリピートしないだろうとわたしは踏んでいる。出演者が思わずげんなりしてしまうほど、馬鹿みたいに安価(半額以下)…ここまでだと、お得感なんて可愛いものではない。安いんなら見てやろうという感覚の方は、まず2度と来ないでしょう。
金額的には遥かに得をしているその人達が、では同じショウを定価で観た人より楽しめているということになるか?
これは意識の問題になってきてしまうが。
そのうち、プチンッときて路上で懇々とこの流れを説教し始めるのじゃないかとたまに不安(苦笑)

設定されている値段というのは、そういう諸々もひっくるめた「値段」な訳です。
内容も対価も上回ることはあれ、下回ることは避けるべき最低ラインが設定されている筈。たぶん。
上回るには上回るだけの、下回るにしてもそれなりの理由があるべきで、何かが上下すれば何かがまた比例する。
人は楽な方向に流れて行ってしまうが、楽もその凄みと欠点の本質を分からないと本当にただ流れているだけに。
それがいけなくは決して無いが…
ここまで長々とお読み下さった方々がなにか感じてくれていたら良いかな。


だんだん話がはみ出しそうなのでこの辺りで。
最近、悶々と考えていたこと。

悶々考えるわたし…か?(笑)
《by livedoor pics》
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alf_maria_lully at 13:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)
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