June 2015

June 30, 2015

有限

いま在る時間の「有限さ」を意識するようになってきたと思う。
芸術家は生以上の生を生きられる類希な存在であると、理屈ではなく感じるようになってきたのだ。
今日という日を愉しく健やかに過ごせる幸福が、奇蹟であること。

地上の薔薇が褪せても詩人の薔薇は永久を棲処に生きると、サーディは語ったけれど。
そうして生きて行けたら本当に素晴らしいと思う。

明日、何が起こるか分からない。
思うように、いつこの躰が動かなくなるか、いつこの聲が果てるか、いつこの鼓動が眠るかは分からないのだ。
なればこそ必死に言葉を紡ぎ、美を創造し続けなければ。わたしにとって真の意味での生に近付くことは出来ないのだろう。

不自由や恐怖を感じた訳ではなく、ただそう想うのだ。
今日も「生きて」居て良かったと。


物凄く遅れ馳せながら…
誕生日祝い、ありがとうございました。
なんだかんだと慌ただしくも、充実して過ごしています。
文字通り皆様の愛に酔いしれて(苦笑)、残念ながら祝宴の様子は写真に残っておりませぬ…久々に盛装したのにね。

2015年後半も、新たな挑戦が目白押しです。
更に気合いを入れ、華麗に邁進して参りますよ。
劇団共々、今後とも、朝霞ルイをよろしくご贔屓下さいませ。

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alf_maria_lully at 23:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 24, 2015

微睡

結構歩き廻った割には、眠ってばかりの散歩日。
昼間の予定まで時間が空いていたので、上野に居たわたしはとりあえず不忍池を散策。
実は数日前にも不忍池に来ていて、よく蝶が居る給水スポットを発見していたのだ。

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数日前に会った黒アゲハ(たぶん雌)。
凄く人慣れしていて、かなり近付いて写真を撮っても離れなかったので、通りすがりの人に「よく懐いてますね!」と言われたほど。いや、わたしが慣らした訳では…(笑)

今日は青筋アゲハが居た。
こいつも全然逃げない…
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アオスジちゃんを大量に見掛けると「あぁ、夏だな」ってしみじみ思うよね。
しかし、この給水スポットは半端に泥が散乱して美しく写真が撮れないことと、なんと言っても公衆トイレの真ん前なので色々な意味であまり長居は出来ない(苦笑)

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池の蓮もいよいよ成長していて、綻んだ蕾があちこちに見える。
蓮の葉に遊ぶ糸トンボ、可愛い。


然程時間が潰せなかったので…
旧岩崎邸へ寄り道。
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邸の中を一通り見て、庭のベンチで少しうとうと…
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庭木の剪定をしていたスタッフさんに(危ないので)移動を促されて目覚める。
なんと人様の庭で一時間も寝ていたようだ。すみません…
予定がぎりぎりになり、慌てて六本木まで移動。


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教会でオルガンコンサートを聴く。
この日は、ヘンデルの「かっこうとナイチンゲール」という遊び心のある軽やかな曲、ヴィドールのオルガン交響曲。ヴィドールは年代的にロマン派辺りかと思うのでそれなりに洗練された感はあれど、本人がバッハに心酔していただけあってバロック好きにも聴き易いかな。このオルガン交響曲5番は結婚式など祝いの席でもよく演奏されるそう。
この教会のモダンな雰囲気とすっきりしたオルガンには、重厚な曲よりもこういう爽やかな選曲が合うかもね。
心地好く、微睡みながら(また寝てたのか)演奏を楽しめました。


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その後、なんとなく歩いているうちに汐留まで来てしまったので(笑)芝離宮で遅めの昼食をとった。
特に見頃の花がある訳でもなく、平日で閑散としていたが、のんびり過ごすには丁度良い。

ノウゼンカズラの鮮やかな花が屋根を覆うベンチで…
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昼寝する贅沢よ(笑)
ほんと寝てばっか。

閉園間際に起き出し、なんとなく一周して帰る。

夕陽を映して煌めく水面が美しかった。
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城へ帰り着き、すぐ寝ようと思ったが部屋の片付けを開始してしまい今に至る。
やっと有意義な休日らしくなってきた頃には日付が変わる、そういうものだね…

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alf_maria_lully at 23:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 23, 2015

冷製

基本的にあまり料理をしないわたしだか、夏場はスープを作り置きしている。
いわゆるヴィシソワーズというやつね。
固め(?)に作ってボトルに入れ、食べる前に少しミルクでのばして。そのままでも、気が向いたら温めても。
素材感がある方が好きなので、滑らかに濾さずに粗濾しにしている。
これが、暑くて食欲が出ないとき(稀だが)に丁度良い訳。材料替えて色々作れるし。

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人参ととうもろこしのヴィシソワーズ。
甘くて鮮やか。
…ブランデーグラスに入れるなって?(笑)これ「poiche」でパフィアさんが使っていたグラス、セット購入したので3つもあるのだよね。
大女優の寝酒はブランデーだろう!と、あの見るからに重いデキャンタと一緒に用意したが、大女優ではないわたしが一人で飲むのはだいたいワインなので…このグラスはスープ入れたり花いけたりして使っている。

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舞茸と蕪。
ヴィシソワーズってクルトン入れるのか?と、乗せてみてから自分で突っ込んだ。
味は一番好き。

他にも、小松菜のとか作ったのだが写真に撮ったらなかなか不気味だったので自粛(苦笑)美味しかったのだけどね。

しかし、幼い時分はスープが冷たいなんて有り得ないと思っていたけれど、大人になったらヴィシソワーズもガスパチョも普通に食べるよね(笑)味噌汁が冷たかったら嫌だけど、洋風なスープならば平気な不思議…
まぁ、わたしは食べ物も飲み物も「キンキンに冷えたもの」は苦手なので、冷たいといっても冷蔵庫から出してすぐ食べる訳じゃないが。いくら暑くても氷たっぷりの飲み物とか無理だもん、逆に熱々の食べ物も無理。どっちも舌と胃が泣く。
性格同様に、マイルドなものが好みらしい(笑)

とりあえず…野菜を摂取して夏を乗りきろうと思う。

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June 21, 2015

邂逅

本日は、祈りの日。
16年も経ったのか…
LIVE版の「regret」を久々に聴いた。彼のドラムは歌うと云われていたが、ソロの演奏は「歌声」がより迫って聴こえる。



そして本日は、座長a-m.Lullyさんの誕生日でもある(笑)
14年経ったようだ…よくもってるものだね…

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向日葵の花を見ると、ボリス・テラルを思い出す。毎日ホテルに送り付けたのが懐かしい。
「王は踊る」が日本で初めて上映された横浜映画祭で舞台挨拶に現れた彼は、陽気で茶目っ気に溢れ濃い容姿の、見るからにラテン男全開という印象。大御所コルビオ監督と、カンヌで主演男優賞をとったばかりのマジメルに押され、話を振られる機会が少なかったものの妙な存在感が有った。
カンペを見ながら拙い日本語で挨拶をし「皆サンにキスを贈リマス!」と会場中に投げキスを振り撒いた…(笑)これからコメディ映画が始まるのか?と思わせるノリの良さ。
そんな彼が唯一真面目に見えたのが「撮影中に辛かったことは?」という月並みな質問に対して「背中に蛭を乗せたことよりも、冷たい河に入ったことよりも、最後にジャン=バティスト・リュリと離れなければならなかったこと。」と語っていたときだ。
直後に映画を観て、この言葉の理屈ではない深みを感じるに至った。
作中のリュリの激情や満たされぬ想いへの苦悩、語る瞳…本当に素晴らしかった。無論、他のキャスト陣も、ストーリーもヴィジュアルも音楽も申し分の無い映画だが、この人の存在感ありきだったろう。
この作品がこんなにも完成度が高く、リュリという役が心を打つものでなければ、古楽に全く馴染みの無い学生だったわたしが未だにバロックの楽曲に親しんでいることも無かっただろうな。



14年目の大公開。
映画祭に来ていたボリス・テラルをホテルのロビーで待ち伏せてやっと撮った写真。
上映後のサイン会に出れなかったので、毎日会場とホテルに通いつめて待っていたのだ。
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つまり隣でサインを書いてもらっているのは…14年前のわたし(笑)
可愛いですね、うん。なんとか覚えたフランス語を駆使して話し掛けていますが、ボリスは華麗にカメラ目線ですね(笑)言葉が拙かったので、毎日受付に花や手紙を差し入れたのがわたしだということは本人には伝わらなかっただろうな。
本当は肩組んで貰っている写真もあったのだけどね、大事にし過ぎて紛失した模様…


今年も、この名で創作活動を続けていられることに感謝をしつつ。
コルビオ監督、そろそろご高齢だが新作出してくれないかな…何年か前にニュースになったウェルズ原作の映画はどうなったのだろうか?

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alf_maria_lully at 15:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 19, 2015

燕尾

数年振りに黒燕尾を引っ張り出してみた。
手持ちのものが金刺繍入りの、どう見ても「衣装」仕様なのでフォーマルな着こなしが出来ない(苦笑)
衣装以外で着る機会は無いので構わんが。
久し振りに着ると気が引き締まるが、やはり派手過ぎて落ち着かないような気分にもなる…

今月26日&27日の夜、川崎にてバースデイ・イベントをして頂くことになりました。
ご興味あります方、詳細をお知らせしますのでlouis@les-miroirs.jpまでご連絡下さいませ。
久々に燕尾で踊る朝霞が見れるかも?見れないかも?(笑)超個性的で素敵なスタッフ様とお待ちしております。

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…というかこれ、袖直さないと着れないじゃん。
また裁縫か…!

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June 17, 2015

改装

イベントblogを、実はamebaで途中まで作成していた(ほぼ完成だった)のだけど…
結局消して以前のものをそのまま使うことにした。
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そもそもlivedoor blogはこの個人blogでも10年近く使っているので勝手が慣れているうえ、モバイル版までカスタム出来て自由度が高く使い易いとは思っていた。が、久々に管理画面から見たら、現在のlivedoorのサービスが更に素晴らし過ぎて!やはり浮気はやめようと思い留まった訳(笑)
アクセスの事や検索に掛かり易いことを考えればamebaも良かったかもしれないが、綺麗さと独自性を思うとね。広告なし&カスタムやり放題なだけでも嬉しいのに独自ドメイン使えるようになったのか、凄い。
ってこれ、いつからあったサービスか知らないので今更なのかもしれないけれど…半年くらいPC版の管理画面を見ていなかったので。いつの間にかcss弄らずにファビコンまで設定出来るようになっていて驚いた。
amebaは広告が邪魔過ぎるうえ、モバイル版がカスタム出来ないもんな。何より未だに操作が慣れないし。
あまり誉めちぎるとlivedoorの回し者のようだが(苦笑)ちょっと感動しちゃったもんで。
スマホ版のフリーエリアにリンクが貼れないのだけが残念だけどね(全て広告扱いにされる為)…概ね満足じゃ。

イベントblogのURLは、
【http://pays-de-miroir.blog.jp/】です。

転送設定してあるので、以前のURLからもそのまま見れますよ。リンク・ブックマークの変更も不要です。
個人blogの方も新しいドメイン作っちゃおうかな。

どちらにしても、カスタムは面倒だけど楽しくなってきているよ。
PC版・スマートフォン版はほぼ完了。有り得ない初歩的なミスをかまして滞ってしまっていたケータイ版も、なんとか完了しました…(PCでしか確認していないので、もし不具合があれば知らせて下さると嬉しいです。)

さ、あとは今回用のコンテンツを増やしていくだけだな。
そっちの方が重要なんだけどね(苦笑)そればかりは、リアルで仕事を進めないことには発表出来ませぬ…
イベント出演者もまだまだ募集中なので、制作blogにて詳細ご確認下さい。あと1〜2枠なので、興味のある方・推薦はお問い合わせのみでもお気軽にご連絡下さいませ。
宛先はLes Miroirs 制作部【info@les-miroirs.jp】です。よろしくお願いいたします。

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June 11, 2015

流行

「流行」という言葉で現すと少々癪な感じもするが、芸術の題材にはなんとなく「流れ」があると思う。
歴史に纏わるもの、原作が存在するものは顕著だなと。
なんとなく選んだものが最近発表された映画やドラマと被っていたりだとか、このところ観に行く芝居やたらブルボン王朝だなとかやたら新撰組だなとかいう時期ってあるのよ(笑)

人気の題材ならば絶えず何処かで惹かれるアーティストが居て語られ続けるのは合点がいくが、そうは思えぬマニアックなものでも被る率は関係する。
前回イベント公演の際もフランツ・マイスター(ニュンベルクの首斬り役人)の話をやろうと資料集めをしていたら身近でムッシュ・ド・パリ(パリの首斬り役人)の芝居やってる劇団があったり漫画が連載し始めちゃっていたり。更に遡って数年前などグリムのラプンツェルを舞台化しようとしていたら某米国の大手がアニメ映画化を企画中というので避けたにも関わらず、その後何年も上映されず待ち続けている間にわたしの熱がすっかり冷めきり結局企画倒れとか…忘れた頃に上映されたようだが、無論わたしがやりたかった設定とはまるで異なる内容だったので待つ必要も無かったと今更思う。

今回も、気になっていた題材のものが既に某大手によって舞台化され近々上演される運びらしい。
なので華麗に迂回しました(笑)
とはいえ、さらっと、歴史くらいは勉強しつつ。
恐らく件の舞台もこっそり観劇に行くだろう。ウィスキーブームのせいか、独立運動のせいか、最近注目されるよね。スコットランドは…お陰様で資料が多いのだが、欲しい情報を引き当てるのが困難でもある。

久々に図書館に行った。
ネット検索で多大な情報を得られる世の中に在れど、自分の足で歩き見付けた資料を自分の手で紐解くという作業にはやはりときめきを感じる。
寄り道や、うっかり趣味に走って無関係な書を読み耽る危険も隣り合わせだけどもね(苦笑)
実際に役立つか否かは分からないまま、あれこれと借りてしまった。
スコッチを飲みながら、ゆったりと本を読み、構想を練っている。というかちらほら書き進めている。
そもそも筆が遅いので、さっさと始めてしまわなければ間に合う気がしない…
せっかくなのでLes Miroirsらしい演目をと思いつつも、暫く美しく優しい物語を紡いだフラストレーションがそろそろ溜まっているのよね。漆黒モード解放中。
どうなる事やら、震えて待たれ。

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June 06, 2015

台本

しめやかに、燃えカス生活。未だ魂が下界へ帰還しきっていないようで外出もままならず、生きた心地がしない(苦笑)
結構なレヴェルの頭痛に襲われ続けており、なかなかベッドから躰を離すことが出来ず鎮痛剤とアルコールを流し込んでなんとか稼働している。流石にバテたか…?

そんな中でも今月からはまたLes Miroirsの基礎稽古を再開する訳で、その他ちょっとした目論見もあった為、過去の公演台本データを見返してみていた。
あぁ、わたしこんなに喋っていたのかとゾッとした(苦笑)
この本、再演する機会があったらちょっともう覚えられる自信無いな。A4サイズにほぼ空白無しみっちりの台詞を2頁ぶん…曲合わせで10分弱位か?恐ろしいよ、全く。
こいつの封印を解いた経緯は、近々お知らせ出来るかも。
あ、年末に再演ものをやろうという訳ではないよ。年末イベントの出展作品は完全新作です、お楽しみに。


台本、といえば…
先日終幕した「アルカディアの夏」裏話をぽつり。
演者として凄く出番があった訳ではないので、どうせまたさぼって楽屋で一服しているんじゃないかと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)、実は舞台裏の方が活躍していたかもしれないのだよね。
舞台中央の扉の開閉・人形小屋の仕掛けなども担当しておりまして、何気に働いていたのよ。
初演時にもあれこれ裏方で動いていたのだが、本番中の舞台上で壊れた装置を応急措置するという恐ろしいハプニングに遭遇しましてね…今回も超緊張していたのだけど、何事も無くて良かったよ。
しかし場当たり中にいきなり増えた部分もあり…台詞覚えるに精一杯だったわたしは、舞台裏にキッカケ台本を持ち込んでおりました。

それがこれ。
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付箋の部分がわたしの関わる転換。もしくは補助が必要そうな転換。
何気に多かったの…
なんだかもう舞台上に出て芝居している時より緊張したもんな。
工作部の方々がしっかり建て込んでくれたお陰でセットに不調が起こることは今回無かったけれど、人形小屋の裏幕が黒紗幕だった為に暗闇に浮かび上がるキリエ様(人形)の前にナイトよろしく跪きっぱなしのシーバ君という異様な光景が舞台裏にあった訳だよ。
ね、舞台裏でもちゃんと騎士道を貫いていたのさ(笑)

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キリエ様人形。
彼女、たまに手振ったり微笑んだりする(ように見える)もんで乱暴に扱えなくてね…
実体のキリエ様とほぼ同じドレスを作って着せたが、諸々の事情で腕や首元を隠さなければならなくなり、劇場入りしてから慌てて襟と袖を作り足しました。レース&フリルたっぷりでなかなか可愛いのだけど、座ったままだとよく分からなくて残念。このドレスは動きがある方がより美しいのだ。

まだ写真データなどちゃんと手元に来てはいないので、もう少々お待ち下さいませ。
三日月バビロンのblogでは、衣装さんのコメントとして一着ずつの拘りポイントが随時アップされていく模様。見てみてね。
自分の衣装に関しては、本当に今回超伝わり難い拘りが多いので(笑)写真がきたら別で此方のblogで語ろうかと思っています。

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June 01, 2015

ARCADIA

「アルカディアの夏-日付の無い部屋-」終幕致しました。
ご来場下さいましたお客様へ、心からの感謝をお伝えしたく思います。本当にありがとうございました。
強い地震に見舞われた回もあり、公演中また帰路などでお客様には多大な心配・ご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます。


わたし個人としては演者としてもスタッフとしても反省点の多い公演となったのだけど、同時に非常に充実した時間を過ごすことが出来た作品でもある。
「アルカディアの夏」は三日月バビロンで初めて出演させて頂いた作品の再演であり、もう10年以上前にわたしが初めて櫻木バビさんとお会いして衣装お手伝いをした公演「砂上のビショップ」と同じシリーズもの。ソロモン・グランディとわたしが演じさせて頂いたシーバだけがどちらの作品にも登場する。色々と思い入れの深い作品・思い入れの深い役に再び出逢えたことが嬉しくもあり、今回で本当に最後かもしれない寂しさも感じながら演じました。
今回相手役さんが変わったり、自分自身や他のキャストさんの時間の積み重ねもあって、初演時とはまた全く異なるアプローチで存在していた。以前は思い至らなかった部分が見えてきたのだろう。
初演のときから凄く好きだった台詞があるのだけど、哀しさがありながら達観した彼の在り方を一言で表すような言葉なのだよね。それを以前は「哀しく」しか言えなかったのだが、さらりと言えたのじゃないかと思う。
全体的に(良い意味で)軽い存在で居られたかなと。

それと、
今回嬉しかったことはアンケートに役名で感想をくださったお客様がいたこと。
名前を呼ばれない役だったもので…わざわざパンフレットを見て書いてくださったのですね、感謝です。
実は初演時「卒業し損なった上級生」という台詞があったのをお客様が脳内変換で「死に損ないの人…」なんて呼ばれるアンケートがあったりしてね(苦笑)おいおい!と突っ込んだのだけど。
今回は「茶色い時代」という台詞に忠実な衣装にしたお陰で「茶色い人」とも呼ばれていたが、目論見通りですよ。ふふふ…

衣装も全体的に好評で嬉しい限り。
実は初日の朝まで製作していました(苦笑)元々残っていた前回の衣装にもアレンジを加え、更にパワーアップした状態でお届け出来ました。
ぎりぎりまで待ってくださり、納得のいくまで作らせてくださった主宰様に感謝。
各々の設定・役者さんの個性に合わせ、わたしなりに愛情を込めて一着ずつ縫わせて頂きました。三日月バビロンの世界観を彩るアイテムのひとつとして、お客様のお気に召して頂けておりましたら幸いです。
それぞれに拘りポイントがあるので、追々紹介してゆければ。


公演が終わり、もう6月になりました。
なんだかもう夏が終わった気分だけど(笑)これからなのだよね…
暫く公演続きだったもので、次回までひっそり地下活動に専念しつつ養生しよう。
短い期間でしたが、濃厚な時間でした。
今回得たものを糧に、またこれからも真摯に、美しい舞台をつくり続けていきたいと思います。
繰り返しになりますが、素晴らしい時を共有してくださったお客様・あたたかく支えてくださったスタッフの皆様・最高の共演者様方へ、御礼申し上げます。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


◆公演の感想受け付けております◆
【三日月バビロン 公式サイト】若しくは【アルカディアの夏 Corich紹介頁】へお願いいたします。
三日月バビロンの次回公演は10/16〜18、ザムザ阿佐ヶ谷。
朝霞ルイの次回公演は12/5〜6、阿佐ヶ谷シアター・シャインを予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。


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