December 2016
December 07, 2016
Alraune
Les Miroirs第6回本公演「アルラウネの滴り」、全日程が無事に終幕致しました。
ご来場くださいましたお客様、またご来場叶わずとも応援してくださった方々、そして毒花薫る耽美なるロマネスクを共に織り上げ闘い抜いてくれた素晴らしいキャスト・スタッフの面々…一人ひとりへ、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございました。
劇団員、何度も参加してくれている方、ずっと仲間に呼びたかった方、長い時を経て再会した方も… 今回の座組、誰ひとり欠けても成し得なかった公演。
最高のメンバーに支えられて形にして頂いた、大切な作品。
Les Miroirsには珍しく、キャスト10名・上演時間2時間20分というボリュームのある舞台ではありましたが、終演後のアンケートやwebでの反応を読み、未だ嘗てないほど多くの反響を頂戴出来ましたこと本当に嬉しく思います。
今作は、正直云ってとんでもない難産だった…
これまで挑戦したことの無い作風も去ることながら、史実と伝承の融合、何より個性が強い10名(11名)の登場人物をいかに魅力的に舞台の上に生かすかという部分は非常に骨を折った。
脚本脱稿までも物凄く時間が掛かってしまい、盛大に迷惑を振り撒きながら、荒れたり引き隠ったりのたうち回ったりしながら、本当にこの舞台を最後に引退してしまおうかとまで思い詰めたりして…かなり辛い状況で悩みながら作り上げた。
しかし、いざ作品に昇華したものをお客様にお愉しみ頂けた瞬間は、過去感じたことの無いほどの幸福を得たと思う。改めて、この団体で芝居を続けてこられて、この座組で「アルラウネの滴り」を上演出来て良かったと心から思っている。
脚本家として、演出家として、役者として、そして一劇団を仕切る座長として、自分の技量や人となりを試される稽古期間。
わたしは基本的に単なる宛て書き作家で純然たる劇作家ではないと思っているので、稽古場で演者が表現してくるものから霊感を貰うことが殆ど。一人ひとりを信頼し愛し、役の語る声に耳を澄まして寄り添わなければ書けない。
今回、わたしの中でその“声”が失われた瞬間があった。あの恐怖は忘れられない。
けれどその状況を救ってくれたのもまた共に作品に取り組んでいる仲間達であり、今回わたしの半身であったカスパルという役だった。
劇中での彼の言葉は、殆ど演出家の言葉だったのだろう。だからこそ、自分はあの立ち位置に居なければいけなかったのだと。
もっと突き詰めたかった部分も正直あるのだけど、いま出しうる総てが今回の結果だとも思い、真摯に受け留めます。
色々な面でかなり鍛えられたと思うので(笑)、今後とも期待して見守ってくださればと思います。
皆様も、アルラウネの館での夢幻のひとときをお楽しみ頂けておりましたら幸いです。
2016年・劇団旗揚げ10周年の活動を終え、今回の公演での経験を糧に来年も更なる耽美世界をお届け出来ますよう劇団員一同精進して参ります。
今後とも、Les Miroirsをご贔屓のほどよろしくお願い致します。
鏡の世界にて、またお逢い致しましょう。
◆幻想芸術集団 Les Miroirs◆
site http://les-miroirs.jp
twitter @lesmiroirs
mail info@les-miroirs.jp
ランキング参加中
↓please click↓
ご来場くださいましたお客様、またご来場叶わずとも応援してくださった方々、そして毒花薫る耽美なるロマネスクを共に織り上げ闘い抜いてくれた素晴らしいキャスト・スタッフの面々…一人ひとりへ、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございました。
劇団員、何度も参加してくれている方、ずっと仲間に呼びたかった方、長い時を経て再会した方も… 今回の座組、誰ひとり欠けても成し得なかった公演。
最高のメンバーに支えられて形にして頂いた、大切な作品。
Les Miroirsには珍しく、キャスト10名・上演時間2時間20分というボリュームのある舞台ではありましたが、終演後のアンケートやwebでの反応を読み、未だ嘗てないほど多くの反響を頂戴出来ましたこと本当に嬉しく思います。
今作は、正直云ってとんでもない難産だった…
これまで挑戦したことの無い作風も去ることながら、史実と伝承の融合、何より個性が強い10名(11名)の登場人物をいかに魅力的に舞台の上に生かすかという部分は非常に骨を折った。
脚本脱稿までも物凄く時間が掛かってしまい、盛大に迷惑を振り撒きながら、荒れたり引き隠ったりのたうち回ったりしながら、本当にこの舞台を最後に引退してしまおうかとまで思い詰めたりして…かなり辛い状況で悩みながら作り上げた。
しかし、いざ作品に昇華したものをお客様にお愉しみ頂けた瞬間は、過去感じたことの無いほどの幸福を得たと思う。改めて、この団体で芝居を続けてこられて、この座組で「アルラウネの滴り」を上演出来て良かったと心から思っている。
脚本家として、演出家として、役者として、そして一劇団を仕切る座長として、自分の技量や人となりを試される稽古期間。
わたしは基本的に単なる宛て書き作家で純然たる劇作家ではないと思っているので、稽古場で演者が表現してくるものから霊感を貰うことが殆ど。一人ひとりを信頼し愛し、役の語る声に耳を澄まして寄り添わなければ書けない。
今回、わたしの中でその“声”が失われた瞬間があった。あの恐怖は忘れられない。
けれどその状況を救ってくれたのもまた共に作品に取り組んでいる仲間達であり、今回わたしの半身であったカスパルという役だった。
劇中での彼の言葉は、殆ど演出家の言葉だったのだろう。だからこそ、自分はあの立ち位置に居なければいけなかったのだと。
もっと突き詰めたかった部分も正直あるのだけど、いま出しうる総てが今回の結果だとも思い、真摯に受け留めます。
色々な面でかなり鍛えられたと思うので(笑)、今後とも期待して見守ってくださればと思います。
皆様も、アルラウネの館での夢幻のひとときをお楽しみ頂けておりましたら幸いです。
2016年・劇団旗揚げ10周年の活動を終え、今回の公演での経験を糧に来年も更なる耽美世界をお届け出来ますよう劇団員一同精進して参ります。
今後とも、Les Miroirsをご贔屓のほどよろしくお願い致します。
鏡の世界にて、またお逢い致しましょう。
◆幻想芸術集団 Les Miroirs◆
site http://les-miroirs.jp
twitter @lesmiroirs
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December 04, 2016
公演情報†アルラウネの滴り
*公演終了までtop記事となります*
PC版より閲覧の方、最新記事はこの下です。
幻想芸術集団 Les Miroirs 第6回本公演
「アルラウネの滴り」
2016/12/01-/04 Theater SHINE
活動10周年を向かえ、更に勢いを増すLes Miroirsがお贈りする、薫りたつ頽廃ロマン。
極彩色の毒花と戯れに…
“アルラウネの館”へおいでくださいませ。
続きを読む
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幻想芸術集団 Les Miroirs 第6回本公演
「アルラウネの滴り」
2016/12/01-/04 Theater SHINE
活動10周年を向かえ、更に勢いを増すLes Miroirsがお贈りする、薫りたつ頽廃ロマン。
極彩色の毒花と戯れに…
“アルラウネの館”へおいでくださいませ。
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