June 2019
June 13, 2019
関係性
「櫟の館」稽古始動。
初回から動き回りました。案の定、朝霞&麻生の組み合わせは無闇に暑苦しい(苦笑)
こんなに直接的に色っぽい話だったかなぁ?いや、色っぽくはあるけれど。
今日の私服もまずかったな、二人して柄物着てちゃ…
(麻生さんは撮影後なので写真では衣装です)
全然こんな役づくりじゃなかったのに“写真撮るからキメて”でナチュラルにこのポージングになるのが普段の我々のクオリティなのだろうな。
冒頭から接近し過ぎた。もう少し、触れ合わない色気を醸せるよう努めましょうね。
とはいえ、
幾度となく共演してもらっている麻生さんとの稽古は恐ろしいスピードで進む。
初回でほぼ全ての動線がついた。凄い。
ここから更に、丁寧に磨きを掛けて愛を育んで参ります。
こっそり変わっている裏設定にも、以前観たお客様がどれだけ気付いてくれるか楽しみですね。
新たな相手役に寄せて、わたしの役もこれまでとはかなり違うアプローチになりそうです。
「櫟の館」「薔薇物語」 2作同時上演
7月13日〜15日
アートスペースプロット(阿佐ヶ谷)
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alf_maria_lully at 06:33|Permalink│Comments(0)│
June 11, 2019
箱庭
わたしは、うちの劇団に通ってくれるお客様のことを同志だと思っているんだな。
うちの公演は、自分の美学を詰め込んだ本を描いて、興味ある役者さんを集めて、信頼しているスタッフさんを呼んで、ひたすら自分の観たい絵面を追求した箱庭なのだよね。
それを気に入って観てくれるお客様って、確実にわたしと趣味が合う訳じゃん。
こういうのどうです?好きでしょう?やっぱり!…と、アンケートや感想を読みながら勝手に対話した気になっています(笑)
ウケを狙おうとか、そういう意味とは違う次元で観る人のこと考えています。友達が家に遊びに来るようなフランクな感じで。
ただね、究極お気に入りのみで造り上げたその箱庭を、わたしは恐らく一生客席では観られないので…
同志よ、あとは見届けてくれ。という想いで送り出しています。
そんなことを考える最近の稽古場。
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alf_maria_lully at 03:44|Permalink│Comments(0)│
June 10, 2019
宿命
ギュスターヴ・モロー展
〜サロメと宿命の女たち〜
題の通り、femme fatale に絞った展示。
1コーナー作れてしまうほど大量に描かれたサロメを始め、ヘレネ、レダ、スフィンクス、メッサリーナ等々…サッフォーを描いていたの知らなかったな、興味深い。
全てパリのモロー美術館が所蔵する作品だそうで、なかなか乙なセレクト。
かの有名な「出現」も昔見たものと違う?と思っていたら、成る程わたしが見たのはルーブル美術館に有るほうだった訳だ。
尽々、ひとつのテーマに異様に執着するタイプの画家だが、こうして趣味が同じような客からすれば最早勝手に親しみを感じる。
モローの描く女性は強く美しいが、絶妙に慎ましい風情が更に艶やかさを助長させるように思う。
ファイル買ってみたけど、美し過ぎて使い難い…
凄まじい雨のなか、日暮里に移動して衣装用の生地を少し買う。
無闇に色々欲しくなるが、持って帰れなさそうで我慢。
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alf_maria_lully at 22:18|Permalink│Comments(0)│
June 08, 2019
始動
「薔薇物語」稽古始動。
久々にホームの稽古場で楽しくなってしまって、読み合わせも“とりあえず素読みで大丈夫”とキャストさんに言ったのにわたしがいきなり本域(笑)
先日までネギやらゴムやら振り回していた気合いが抜けないのか、コミカルな部分に矢鱈と力が入る…
そう、この作品、LesMiroirsには珍しく相当おめでたい話なのだよ。ラブコメと断言しても良い、古典ラブコメ!
演じている側も自然とハッピーな気分になる。
ハッピーに声を上げ過ぎて翌日腹筋が痛かった、素人か!どれだけテンション高かったのだろう…
さくらさん差し入れの薔薇マドレーヌを持ったキャスト陣。
華やか、毎度ながら美女に囲まれる現場。素晴らしいよ。
初の劇場版となる「薔薇物語」きらきらに賑やかでシンプルに綺麗なものをたっぷり楽しめるものになりそうです。どうぞお楽しみに。
「櫟の館」「薔薇物語」 2作同時上演
7月13日〜15日
アートスペースプロット(阿佐ヶ谷)
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alf_maria_lully at 06:51|Permalink│Comments(0)│
June 07, 2019
沈黙
愉しい時間には、昨夜までの惑いも悩ましい自分も一切が無く、ただその愛おしさを吸い込んでいる。
細草が項垂れる様な帰路との落差にも慣れた気で居たが、空白を想えば、その無情さには軽い絶望を覚えたりもする。
浮き沈みを繰り返し、緩やかな刻に揺れている。
安らぎは静か過ぎて、只中に在るときに気付けない。
中毒のようなその飢えを感じるのは、いつも指先が触れていない瞬間のこと。
あまりに甘やかされると、その境が分からなくなって仕舞うな。
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alf_maria_lully at 07:07|Permalink│Comments(0)│
June 06, 2019
櫟
“櫟(いちい)”は真紅の実をつける針葉樹。
常緑の様は魂の普遍性を表し、西洋では教会や墓地の近くに植えられることが多い。
日本では高官の持つ笏(しゃく)にも使われる丈夫な材であることから、一位、蘭(あららぎ)とも呼ばれる。
原作であるリラダン の「ヴェラ」に櫟に関する記述はなく、舞台版の創作。
日本の都会ではあまり馴染みの無い樹かもしれないが、
わたし自身は、タクソス(taxus)やらヨーク(yew)やら、これまで櫟に関わる役名がやたら多く親しみを感じている。
先日、港の見える丘公園でも花壇の奥にひっそり植えられた櫟に逢いましたよ。
「櫟の館」
2019年6月30日
コーマル城(柏市)
「櫟の館」「薔薇物語」 2作同時上演
7月13日〜15日
アートスペースプロット(阿佐ヶ谷)
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alf_maria_lully at 01:35|Permalink│Comments(0)│
June 04, 2019
楽曲
7月公演の使用楽曲を打ち合わせ。
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「櫟の館」は2015年版と同じものでいくので(即興部分多いので全く同じではないけど)、映像を見ながら確認作業。
「薔薇物語」は映像も書き込まれた当時の台本も存在しないので、殆ど新しくなる模様。
実際に楽器の音を聴くとイメージが湧くというか、感覚が研ぎ澄まされる感じがするね。
“音”の力は凄い。
まずはね、月末のコーマル城公演ですね。
4回演じたダトルは、最早あまりにもわたしなので今回また新たな妻と、どう変わっていくのか楽しみです。
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alf_maria_lully at 19:12|Permalink│Comments(0)│